ライトノベルのオススメ! 異世界ファンタジー、ラブコメ、ミステリー、獣耳まで、俺に楽しい、面白いをくれたものを厳選70作品!
【最終更新日 2018/4/1】
読者のみなさま、ごきげんよー
同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです
今までに俺が楽しんできた愛すべきラノベたちを厳選してご紹介!
ジャンル、完結/未完の区分だけでなく、冊数まで記載してありますので
自分の家の本棚と相談する際にご利用ください
長期で新刊が止まってる場合や作者が亡くなってる場合には
その旨を書いてますので、購入の際の参考にしてください
ファンタジー(中世/異世界) 28作品
ここではない、どこか遠い異世界で繰り広げられる不思議なお話
そんな丁寧に作り上げられたファンタジーの世界観に
どっぷりと爪先から頭の天辺まで溺れられるような作品をご紹介です
未完/04巻 異世界居酒屋「のぶ」 蝉川 夏哉
-食事で人が喜んでくれるというのは、こんなにも嬉しい-
誰もがこの店から帰るときには笑顔になり、また来たいと帰っていく
その幸せな空気にあふれているところが大好きでした
ああ、料理っていうのはこうして人を幸せにしていくものなんだよな
そして、こんなにも美味い料理にあふれてる現代の日本は幸せなんだな
そんな、異世界と見比べたからこそ幸せを実感できる素敵な本でした
完結/04巻 逆襲の魔王 三浦 良
-忠臣の心を引き付けて止まない本物の魔王がここにいた-
ファンタジーを描く人にとって重要なポイントである『魔王』ですが
もうね、その魔王がこの作品では、ひたすらに格好いいのですよ
表紙の剣と鋭い眼差しに呼ばれた気がして買ったけど、表紙に負けないぐらい格好いい
無骨な男であり王と呼ばれる器である男というのはこんなにも格好いいのか
そして、張り巡らされた策謀とキャラたちの選ぶ己の道が好きでした
全四巻という手軽に読めて完結済というところもオススメポイントです
完結/04巻 アリソン 時雨沢 恵一
-誰もが憧れる冒険がここにはある-
学生ヴィルと軍人アリソンが繰りひろげる冒険の物語は、
キノの旅で有名な時雨沢先生の作品の中でも屈指の名作です
完全オリジナルのファンタジー冒険小説は純粋に面白く引き込まれるクオリティで
一冊の読了でここまで満足感をくれたのは、この作品が一番かもしれません
物語が進むごとに徐々に散りばめられていた情報が立体となっていき
最後にきちんとした絵が浮かび上がるという小説の醍醐味もさることながら
じゃじゃ馬なアリソンとその手綱を上手に引くヴィルの掛け合いが良かったです
続編にあたるリリアとトレイズをいれると全10巻になります
未完/4巻 異世界食堂
グルメラノベは数あるのですが、個人的に一押しです
というのも、紙幅のほとんどが、料理を食べた人の驚きと幸せなリアクションだからです
調理工程とか、料理の由来とか、そういうのはいい
俺が見たいのは、客の幸せそうな反応なんだ
未知の料理への驚きだったり、食べたときの幸せそうな反応だったり、好物の料理への執着だったり、そういうお客さんの想いが見たい
そんな俺には、とってもしっくりきた作品でした
幸せなお客さんの笑顔が見たい人にオススメです
未完/05巻 ゴブリンスレイヤー 蝸牛 くも
-ゴブリンは殺す、慈悲はない-
ファンタジーの敵キャラでは最弱と呼ばれるゴブリン
その背丈は子供ほどで、腕力も知能も足りない
だが、明確な殺意を持って金属バットを握りしめた少年が数十人で殺しにきたら、果たしてそれは最弱とあなどっていいものだろうか?
そして、捕えられた女の子たちは洞窟の中にひきずりこまれ、嬲られ続ける…
そんなファンタジーの奥深い面を描いてあるのがこの作品でした
そのシーンを想像するだけでゾッとする、そんな恐さが満ちています
匂いまで漂ってきそうなほどの臨場感と時に残酷なまでに救いのない運命が、冒険というものの本当の恐さを教えてくれます
久しぶりに硬派なものが読みたい、という方にはぜひオススメです
完結/05巻 ガンズ・ハート 鷹見 一幸
-「剣と魔法」ではなく「銃と硝煙」が主役のファンタジー-
対「獣」、対「人」という構成で描かれていますが、個人的には獣編が好き
ゴブリンの大群と人間が戦ったらどうなるか?
というのがこの作品が生まれるきっかけだったそうですが
群れを成して暴力の限りに襲いくる獣の臨場感と
そこに立ち向かう非力な人間の命を賭けた臨場感に一気に引き込まれました
先込めのマスケット銃から連発銃への変遷や、そこでの情報抑止など
政治的なやりとりも含めて楽しめる作品でした
未完/06巻 タザリア王国物語 スズキ ヒサシ
-ツンデレもヤンデレも超えた先に『虐デレ』がある-
今までラノベで数あるヒロインを見てきましたが、リネア様が一番印象に残ってます
虐デレとでも言うべき、主人公に対して過剰な攻撃性と怒りを持っているのに、
それでも主人公の一挙手一投足が気になるぐらいに心底惚れてるという…
だって、行動の一つ一つが神がかってますよ
- 主人公と仲良くなった侍女を半身不随する
- 主人公の故郷を焼いて帰ることができないようにする
ああもう、このヤバさが癖になるな…という重い愛
とてもアンバランスな乙女心! だからこそいい作品です
どっちかに振りきれてないからこそ、余計にいいんでしょうね、こういうのは
ファン・ダルタという騎士の忠誠というには度を越えた溺愛っぷりが輝きます
大人の男がショタ相手にあれこれ世話を焼くシーンで
にやつく人の気持ちが分かってしまうな、これは
小説自体もとても世界に入り込みやすい完成度の高さです
タザリア王国物語外伝 地底の魔学者 小説家になろうで続編が公開中!
id:kuro2esoさん、コメントでの情報提供ありがとうございました!
未完/6巻 ヴァルハラの晩ご飯
はい、正直に言います! 絵買いしました
いや、ほんと、ヴァルキリー系でこの可愛らしい絵は卑怯だって
そんなん、無条件降伏で買うって…
で、実際読んでみたら、グルメというよりは、ちょいラブコメが多い神話系ファンタジーでした
ヴァルキリープロファイルの決め技と大魔法詠唱から学ぶ台詞の大切さ!なんて記事を書くぐらいには、あの世界観が好きな俺には超ヒットでした
いやあ、しかし、ヴァルキリー姉妹を筆頭にヒロインが可愛い
だいたいがちょろくて可愛い、可愛いが正義な人には胸を張ってオススメできますね
完結/09巻 七人の武器屋 大楽 絢太
-1枚のチラシと最高の出会いが、暇人だった俺の人生を変えた-
NHK系のアニメを思わせるような平和なんだけど楽しい子供たちの冒険
萌えに特化したわけでもないし、殺伐とした戦いでもない
きちんと誰もが楽しめるように考えつくされた子供たちの世界
みんなであれこれ考えて、時にはぶつかりあって、それでも楽しく過ごしていく
最近の作品ではあんまり見なくなった心温まる冒険のお話でした
小学生~中学生ぐらいに読んで欲しい作品!
子供の頃を思い出したくなったら読むと破壊力抜群です
未完/09巻 十二国記 小野 不由美
-王と神獣である麒麟が紡ぐ十二の国の物語-
神仙や妖魔などの中国系を舞台にしたファンタジー
十二の国を統べる王と、その王を天意によって選ぶ神獣の麒麟の物語
中世ヨーロッパ系のファンタジーが多い中での中国系という世界観もいいですが、
何よりも好きなのは王と麒麟の関係ですね
人馬一体という言葉のように、二人で足並みをあわせなければ国が立ち行かない
そんな中で、王と麒麟がどのように出会い、
どう影響しあいながら過ごしていくのかが一番のポイントだと思います
互いに認め合ったり、揉めてみたりしながらもやっぱり離れられない
そんな二人の関係の奥深さが物語を楽しませてくれると思います
未完/9巻 理想のヒモ生活
流行の異世界トリップものですが、突然に呼び出されて帰れなくなった! 展開ではありません
呼び出されるのは今から一カ月後、持って行けるものは絨毯に乗せられる分だけ
さて、じゃあ、何を持って行ったら異世界の暮らしを快適にできるかな?
その発想から、この物語は始まっています
異世界に到着したら、表紙の奥様に熱烈に愛され、仲睦まじく暮らします
異世界に行くなら異能力を発現…なんてのご褒美はありませんが、日本の文化と家電を武器に無双する姿はなかなか楽しいです
王宮暮らしで色々ある感じですが戦闘色は少な目です、貴族の暮らしや文化などが好きな人にオススメです
完結/10巻 黄昏色の詠使い 細音 啓
-きっと、この詠は大切な人に届くから-
相手のことを讃えることで対象を呼び出す名詠式(めいえいしき)を駆使する
少年と少女が世界の真理に関わる事柄に巻き込まれていくお話
詩のように作り上げられた詠唱呪文が素敵な彩りをくれていて、大好きです
また、魔法学園ものとしても素敵なクオリティなのがいいところ
「後罪(クライム)の触媒(カタリスト)を<讃来歌(オラトリオ)>無しで?」
という初心者殺しのように見える台詞が独り歩きしたおかげで、
あんまり良くない印象がある人もいるようですが
そこに至るまでに、とても丁寧に世界や言葉が作り上げられてます
言葉をとても大切にした名作なので、
ぜひとも楽しんでくれる人が増えるといいなと思います
未完/10巻 武に身を捧げて百と余年。エルフでやり直す武者修行 赤石 赫々
-二度目の人生、過去の縁が交錯する-
転生モノでも異世界ではなく、自分が死んだ世界の数十年後に転生なので、
自分の弟子だったエルフ娘やらライバルだった奴に再開できます
自分の死をどれだけ悼んでくれたのか、
そして果たせるはずのない再開をしたというシチュエーションが好きです
何より素敵なところは、誰もが願ったことがあるだろう、
今の知識を持って人生をやり直すという魅力です
自分の掴んだ技術を手放さずに、
全てを分かった上で楽しむ二度目の人生というのは憧れですよね
主人公の中身がおじいちゃんなので、おじいちゃん萌え(燃え)の人もぜひ
未完/10巻 転生したらスライムだった件
数多の特殊能力を駆使しながら次々と無双していくという典型的な異世界転生モノ
一つ一つ能力を習得し、それを組み合わせることでさらに強くなっていく
また、名前を分け与えることで部下というか仲間を増やし、力を分け与えるという素敵な展開も良かったです
そうして集ったモンスターな仲間たちと作り上げたモンスターの街が着々とできあがっていくあたりも見どころです
主人公の性格とか考え方が個人的にツボな点が多くて好感が持てるので、そのあたりも一押しポイントです
未完/10巻 異世界はスマートフォンとともに。
異世界に転生して、女の子と仲良くして、戦闘で無双して、人助けして感謝されたい
うん、昨今の男なら誰もが一度は夢見て、道路を走るトラックを眺める案件ですね
そして、そんな希望を忠実に再現してくれているこの作品、まさに願望の具現化です
まさに人の煩悩をラノベ化してくれたかのような作品です
そして、異世界転生の醍醐味ですが、異世界の人に日本の物を喜んでもらえる瞬間はいいですね
将棋にせよ、自転車にせよ、食べ物系にせよ、文化が喜ばれるのはなんだか嬉しいものです
そして、人助けして人に感謝されることがめちゃめちゃ多いです
感謝されて幸せになりたい系な人はぜひ
未完/11巻 本好きの下剋上
本が好きで好きでたまらないのに、転生先の世界では貴族の嗜好品になっている…
だったら、どうするか…自分で作ればいいじゃない
資金もない、体力もない、伝手もない
まったく何もないところから、知識と商売を駆使して少しずつ出来ることが広がっていく様は、上質な経営系ゲームのようでした
ほんと、ちょっとずつ何かが出来るようになるのって、快感ですよね
ついつい続きが読みたくなって一気読みしてしまった良作
下町の不衛生や貧困、識字率の低さなんていう『生活』を細かに描いているので、そういう雰囲気が好きな人はぜひ
格好いい男性が多めですが、恋愛描写と戦闘シーンは少な目(ほとんどない)ので、恋愛とか戦闘よりもファンタジーな生活風景が見たい! なんて人にオススメです
未完/12巻 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 大森 藤ノ
-迷宮に生きる冒険者、憧れは初心者の少年を男にする-
冒険者たちは己の糧を得るためにダンジョンへと潜り、モンスターを倒してお金を得る
そんなファンタジー好きなら誰もが夢見る生活を駆け出しの冒険者視点で描いた作品です
弱いからこそ、初心者だからこそ、装備もろくにないからこそ、
その全てを一つずつ解決して成長を遂げる姿は見ていて楽しいです
魅力的なヒロインが多くハーレム要素も盛りだくさんです
主人公の理解者であるロリ巨乳な神様に、酒場の看板娘、ギルドの受付嬢、
おねショタ(お姉さんとショタ)好きに、もう我慢できないと言わせるような一品です
未完/09巻 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 大森 藤ノ
-もうあいつ一人でいいんじゃないかな? 最強ヒロインが主役(?)のお話-
本編と外伝という扱いですが時系列は全く一緒で、一巻と一巻は見事に絡んでました
ベルとの接触の間に、ヴァレン某さんがこんなことをしてたのか…
そんな物語の裏側がじっくりとしめるようになってます
先に進めば進むほど伏線は回収されるし、
逆にメイン側の伏線も入ってますので、本編が好きな人は絶対楽しむべきですね
外伝のみのオリキャラも登場してます!
「ダンまち」が成長と発展の話ならば、こちらはそれが完成した後のお話
都市最大ギルドとして経験を積んだ熟練者たちのパーティーバトル、
昔からの連れ合い同士だからこそできる歴史ある会話と信頼関係は見ていて楽しいです
完結/12巻 烙印の紋章 杉原 智則
-影武者からの立身出世、剣闘士の男は、やがて世界を変える-
数奇な縁と運により、翻弄されながらも男は戦乱の世を生きる
幾多の危地を乗り越え、積み上げた屍の山を見上げ、それでも剣を握り続ける
驚くほど硬派な世界観で綴られた物語は、読んでいて一気に引き込まれました
繊細なキャラの作りこみもそうですが、すごいと思ったのは男女比ですね
男臭い連中にこれだけ舞台が用意されていたのは、なかなか嬉しいものです
主人公とヒロインの微妙な関係も、揺れ動いている様を見事に描いてくれたおかげで
最終巻の表紙を見たときには、いろいろと込み上げてくるものがありました
完結/13巻 空ノ鐘の響く惑星で 渡瀬 草一郎
-真の王族は人に愛され、人を奮い立たせる力を持つ-
戦乱の世で第四王子が主人公とか…第一から第三王子、逃げてー! 超逃げてー!
わりと衝撃的な内容が多く、人も兵器で死んでいくので苦手な人はご注意ください
ファンタジーとして王道な戦乱の世ということで、割と衝撃な展開の連続で
一喜一憂しながら、時にはため息をついてしまうほどに物語に引き込まれました
何よりも、ヒロインが萌えではなく素朴なところが可愛い
幼馴染・司祭・一途と三拍子そろった空色の髪のウルクが本当に可愛くて大好き
流行の萌えでなく、こういう素材の味を生かしたものも味わい深いです
完結/13巻 火の国、風の国物語 師走 トオル
-「赤の悪魔憑き」と呼ばれる一騎当千の騎士は、敵陣営を震え上がらせた-
剣と魔法の王道ファンタジーな世界の戦記物です
精霊の加護を受けているおかげでもあって、主人公の無双から物語は始まり
活躍劇として存分にその身を働かせてくれます
無双あり、苦戦あり、挫折ありと必要なものは全て詰め込まれている感じで
超王道に戦記ものが読みたいというのであればオススメです
未完/13巻 最弱無敗の神装機竜《バハムート》
ハーレム系でファンタジーな学園モノです
ヒロインはいずれも可愛いので、お気に入りが一人は見つかることでしょう
はい、俺の場合は二人ほどいます、うん、まさに甲乙つけがたい
また、ヒロインが可愛いだけじゃなく、バトルも熱いうえにきちんとまとめらているので、一巻ごとに楽しく読めます
なんていうか、上質なギャルゲーをやっている気分ですごくいいんですよね
個人的な推しですが、2巻のエンド付近が一番好き
なので、購入する人はぜひ二巻のラストまで読んでほしいです
いや、ほんとあのシーンは最高だったと思うんですよ
完結/14巻 ミスマルカ興国物語 林 トモアキ
-"力"なんかいらいない-
武力を持つことを嫌い、己の頭と舌先だけで敵を攻略していく
主人公の特性は「蛇」ということで、大胆な行動力と搦め手は見事なもの
普段は昼行燈を決め込んでいる主人公がやるときにやる姿は、
どうしてこうも格好いいのか…この豹変ぶりがたまらない
加えて、本人の中に見え隠れする狂気が素晴らしくいい味を出している
刃を持たず、武力を良しとせず、口先だけで戦い続ける王子がなんとも素晴らしい
戦闘だけのファンタジーに飽きている方にはオススメです
未完/17巻 ウィザーズ・ブレイン 三枝 零一
-不幸中の幸いは、こんなにも儚く美しい-
情報制御理論という作りこまれた理論から編み出される魔法を駆使した
魔法士たちの生き様を描く物語です
SFよりのファンタジーは世界観がしっかりと作り上げられて設定も緻密
シリアスかつハードな展開が多いため、読みごたえはお腹いっぱいレベルで十分なもの
善悪ではなく主義主張や状況から生まれる「対立」が軸になる作品で、
魅力的なキャラ達が次々に違う巡り合わせをするという意味でも
物語に深みがある作品です
完結/25巻 ゼロの使い魔 ヤマグチ ノボル
-べ、べつにあんたのことなんか、好きじゃないんだからねっ!-
異世界召喚が流行するきっかけになった作品の一つ
ツンデレ可愛いルイズに某コピペのように
ルイズルイズうわあぁあぁあぁとなるのも一興
かいがいしいメイドのシエスタ、無口で一途なタバサ、巨乳なティファニアなど
素敵ヒロインたちのハーレム要素もある上に
戦闘やそれに関わる展開も熱い物が多く、いろいろ込み上げてくる良作です
作者は亡くなられていますが、別の方が執筆を受け継ぎ、
2017年2月25日に最終巻が発売されました
完結/25巻 鋼殻のレギオス 雨木 シュウスケ
-戦う以外にできることがボクにあるんだろうか-
最初は主人公による俺TUEEEで、ただただ爽快に描かれていますが、
途中からは悩み、苦しみ、足掻きながらも前に進もうとします
武芸者、剄、錬金鋼などの世界にたっぷり浸らせてくれる用語満載で
異能力戦闘も多彩な必殺技が楽しく読ませてくれます
ヒロインも多めで可愛い子が多いですが、個人的には地味子なメイシェンが一番好き
何より一番気に入っているのは、異常な思考を見事に描いてくれるところですね
狂いや歪みにも見えてしまう強者の思考や考え方は好きでした
あと、たまに見せてくれる主人公の闇の深さがうかがえる台詞まわしが好き
「笑えない冗談だね、そんなに死にたかったとは知らなかった」
こういうセリフ大好きなので、読んでるだけでニヤニヤが止まらなくなります
未完/41巻 伝説の勇者の伝説 鏡 貴也
-運命に翻弄されつつ、運命に抗おうとする者達の物語-
お気楽なギャグと軽めの文体だけれど、しっかりとシリアスも入ってます
ギャグはコテコテで基本的にワンパターン
(ライナ怠ける、色情狂、だんごの3パターン)なので
これさっき見た! とマジレスする人、お約束として楽しめない人は
そういう話題展開的にちょいとしんどいところがあるかも…
伝説の勇者の伝説(長編11巻、短編11巻)は、あくまでも物語の序章にすぎません
大伝説の勇者の伝説からが本番になりますので、時間のある人はぜひ
完結/50巻 スレイヤーズ 神坂 一
-見てくんなきゃ暴れちゃうぞー!-
30代以上の人でこの名前を知らない人はいないんじゃないかな…
というぐらいに、ファンタジーと言えば外すことのできない王道名作
本編15巻、短編35巻という超ボリュームで、
ドラゴンもまたいで通る「ドラまた」のヒロインが楽しめます
魔王の力を借り受けるという魔法の設定は奥深く、
強敵をいかにして打破していくかというのも見どころの一つ
これだけ有名だと詠唱を言えるようにしておくだけで友達が増えるよ、やったね
(実体験として、黄昏よりも…の詠唱のおかげで、俺は三人ほど友達が増えました)
ファンタジー(現代~近未来) 18作品
舞台は現実に近くて、どこか親近感の沸く世界
知っている場所、見たことのある景色が物語の随所にちりばめられている
でも、だからこそ、その異能にあふれた華々しい世界がうらやましくなる
そんな素敵な非日常を届けてくれる作品たちです
完結/04巻 イリヤの空、UFOの夏 秋山 瑞人
-この世界はとても濃厚で、どこか懐かしい-
いい文章は、読者にその場にいることを錯覚させるといいますが、
夏という暑さはもちろん、匂いや味までしてきそうな情景描写は見事の一言です
声だけじゃなく吐息まで聞こえさせてくれる文章が、
古き良き昭和に連れて行ってくれます
日常と非日常の狭間で、揺れ動きながらも勝手に進む日常
それに取り残されないように、抗うように
絶望しながらも歩く少年少女の姿は胸に残りました
全四巻という構成を聞くと物足りない人もいそうですが、
この濃厚さはがっつりと楽しませてくれます
未完/04巻 ソードアート・オンライン プログレッシブ 川原 礫
読者が見たいと思っていた世界を、作者が叶えてくれたのがこの作品
まだデレる前ということでツン要素が高めな正妻さんとの
婚前旅行的な空気が美味しいです
おい、孤独なソロプレイヤーはどこにいった!? と思いつつ
ニヤニヤさせてくれるならいいか…と思いながら楽しませてくれる一品です
SAOのヒロインたちもちょいちょいと見え隠れするのがいい感じ
発売してくれる分には嬉しくて買うからかまわないのですが、
本当に74階層までやると何巻まで行って何年後だろうというのはちょっと心配
完結/06巻 図書館戦争 有川 浩
本を守るという架空の自衛隊を舞台にした作品
ラブコメにいれるべきかと迷うぐらいにはラブが多かったです
本編中もなかなか良かったけれど、短編の方の破壊力がヤバいですね
女性作家特有の理想と現実を上手に混ぜた女の子描写が好きな人にはツボな作品
また、女性向けに分類されるぐらいに男の描写に気合いが入っているので
ああ、これ絶対女の子に人気がでる男キャラだと思わせるキャラの多いこと多いこと
年下の女の子と、包容力にあふれた男たちのイチャつきが好きな方はぜひ
完結/08巻 クロス×レガリア 三田 誠
科学兵器VSオカルトな世界で勃発する異種格闘技戦は
単位が違うところを強引にあわせに行って比べている感が楽しかったです
この作品で一番に好きなのは、主人公とヒロインの距離感ですかね
戦闘中などのいわゆる火事場での息があった連携はもちろんのこと
日常生活の些細なところにまで、夫婦かよ! と突っ込みたくなるほど
べたべたと甘い雰囲気を醸してくれるのが非常に心地よいです
はいてない疑惑な感じのチャイナドレスの朱蓮花も大好きですがね
完結/10巻 世界平和は一家団欒の後に 橋本 和也
家族ぐるみでの異能力バトルという一風変わった作品です
両親+6人(一人亡くなってます)姉弟という大家族構成のおかげで、
1シーンに登場するキャラの多さはかなりのもの
タイトルのとおりに一家団欒を楽しめるのももちろんいいですが、
何よりもいいのは事件や荒事になれてる「分かってる」系の家族の雰囲気が
妙に中二心をくすぐってほどよいテイストでした
荒事にあたるときに家族で息の合った連係とか、個人的に大好物です
未完/11巻 俺、ツインテールになります 水沢夢
-俺のツインテールは、絆だ-
タイトルにぶちこんであるほど性癖が滲み出ている良作
タイトルを裏切ることなくツインテールをこよなく愛する男の中の男が
熱い思いを叫びつつ仮面ライダー的な変身をしながら敵幹部と渡り合います
それぞれに熱い性癖をぶつけあう主義主張の押し合いが好き
こんなにも性癖ってあったんだなと再発見するとともに、
こんだけ熱いとその熱気が伝染して何か新しいものに目覚めそうだから困る
笑いのツボは個人的にかなり好みでした
ヒロイン二人のかけあいとそれに引いてる主人公がいい味だしてます
未完/11巻 新妹魔王の契約者(テスタメント) 上栖 綴人
-乳、尻、ふとももの肌色乱舞! 読者サービスを忘れないラノベ!-
力を強化するためには主従契約魔法が必要で、
ヒロインが次々に主人公の僕(しもべ)になります
主人が下僕を気持ちよくさせて屈服させるとヒロインの力が高まります
ふはははは、すごい設定だな、18禁じゃないのが不思議なくらいだ
いや、本編はシリアス部分も気合い入ってて普通に読んで楽しめるんですけどね
どっちのインパクトが強いかと言えば、普通にヒロインが喘ぎ始めたりしちゃうほどに
限界ギリギリを責めつづけてるこの作品に敬意を払うべきかと思いましてね
そんなわけで、読者サービスに力を思いっきり入れている作品です
未完/12巻 風の聖痕(スティグマ) 山門 敬弘
-未完でも買って損したなんて思わない、俺はこの本が読めて良かった-
炎術師の家系に産まれながらも風術師としての才能を開花させ
『敵対するもの老若男女平等に皆殺し』を方針に、
皮肉屋で自己中心に、大胆不敵に立ち回る八神和麻
ああもう、名家の矜持(プライド)を重んじる態度とかね
子供のことを認められない頑固親父のツンぶりとか、そういうの大好きなんですよ
歴史を感じさせるそういう背景のある家とは、なぜこうもテンションあがるのか
作者が亡くなられて制作途中の原稿が最後の巻にあがっていました
未完のままに終わってしまうのは寂しいけれど、でも、楽しかったですよ
なので、個人的にはオススメですが、未完が嫌な人はご注意ください
完結/17巻 BLACK BLOOD BROTHERS あざの 耕平
-癖になる味付けの濃さは、特濃のバターに似ている-
吸血鬼の特性はもちろんのこと、文化や価値観の違いから
その生き様などが見事に描かれている世界観は見事の一言
独自の解釈やルールも展開されておりますが
過去の事件なども緻密に組み上げられているおかげで違和感なく
その世界に没入して楽しむことができます
一巻ごとに必ず読者を満足させようという気概が見える良作です
読了後の満足と爽快感を感じさせてくれるのでいけば
読んできた中でもかなりの上位にランクインしてくれています
未完/18巻 はたらく魔王さま! 和ヶ原 聡司
庶民派魔王さまの人情ファンタジーもの
割と見かける現実から異世界へのトリップではなく、
異世界から魔王や勇者たちが日本へ転移してきて暮らす話
しかも、異能力をアドバンテージに人間相手に俺TUEEEをするのではなく、
人々の生活に身を置くことで、人間SUGEEEE!と味わうあたりが面白いです
読み進めていく度に世界が広がり仲間が増え、団らんが増していくという良作
初期の頃から綿密に作り上げられている深い作りこみも好印象ですが、
異世界人たちが口々に褒めてくれる日本の価値の再発見も好きなポイントです
生魚をこんな鮮度で食べられるの!? とか、
品種改良された野菜ってすげーとか、言われてみりゃそうだよなぁ
未完/19巻 ソードアート・オンライン 川原 礫
-これは、ゲームであっても遊びではない-
誰もが行きたいと願う仮想現実であるゲームの世界
その中に捕らわれた少年少女たちが命懸けでゲームを攻略していく
アニメで一躍有名になったSAOですが、一巻の完成度は見事の一言です
VRMMOという仮想現実の世界のリアリティを十分に出したうえで、
物語が成熟する一番面白いところを読者へと届けた名作です
文章が読みやすいので、ラノベを読み慣れていない人にもオススメですね
未完/20巻 ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 柳内 たくみ
-現代兵器で異世界の連中と戦ったらどうなると思う?-
「どんだけ敵が来ようが銃火器を持ってくりゃ一発で終わるでしょ」
「いやいや、魔法もあるんだし、ドラゴンとか出たらそう簡単に勝てやしねえって」
そんな喫茶店で語るオタクを幻視してしまうドリームマッチが、
この本のおかげで現実になりました
異世界VS自衛隊 夢の決戦で軍事側は型式から特徴まで仔細に掛かれてます
しかも、ただ戦って相手に勝つ負けるだけでなく、
異世界の資源を狙ったり、そこから生まれる国同士の軋轢など
細かいところにまで描写が届いた奥深い作品です
未完/22巻 アクセル・ワールド 川原 礫
いじめられっ子の大逆転キターというわけで、
ぽっちゃりでキョドる自信のない主人公が、
学園一の美少女からゲームの才能を見初められ、
持ち前の優しさでヒロインたちに次々愛されていき
和気藹々ながらもハーレムを構築しながら女の子たちと「直結」している感じです
話の中核を担うゲームは「加速」がテーマとなっており、
思考を1000倍に加速したり、肉体を10倍に加速させるなどというトンデモ仕様。
老成した幼女という非合法ロリBBAという稀有なものを味わえます、やったね
未完/22巻 魔法科高校の劣等生 佐島 勤
-さすがはお兄様です!-
試験では認められないが実践最強な魔法を持つお兄様こと「司波達也」の
それはもうとんでもない無双っぷりを描いた素敵作品!
クールで皮肉屋でエリートで紳士、実践最強、理論も最強の御曹司と
もう数え役満なほどの俺TUEEEぶり!
そんな完全無欠のお兄様にベタ惚れな妹の深雪をヒロインに置いた魔法学園モノです
一巻の空気があわなかったらその後は止めておきましょうというぐらいに
お兄様SUGEEE!!という方針がぶれず、一切の苦戦もしないので、そういうのダメな人はスルー推奨
未完/22巻 ハイスクールD×D 石踏 一榮
-馬鹿でスケベで熱く燃えたぎる男、それとおっぱい-
悪魔・堕天使・天使が入り乱れてのバトルがメインです。
いきなり主人公が殺されて転生悪魔として
お姉さまに拾われるところから物語が始まります
弱い主人公がひたすらに努力を重ねて強くなっていく展開もいいし
なによりもハーレムを作りたいと公言して、
その夢に向かって着々と女の子が増えていくのがいい!
馬鹿でエロくて一直線! まさに主人公としての活躍をしてくれる赤龍帝の活躍譚は
読了後に爽快な気分をくれるので大好きです
完結/24巻 ムシウタ 岩井 恭平
-誰もが必死に生きようと足掻(あが)き、そして散っていく-
虫ごとに仕える異能力が違うのはもちろん、ランク付けもされているおかげで、
絶望感を味わいながら番狂わせ(ジャイアント・キリング)も楽しめます
「チッ、組織の奴らが動いたか」的な典型的なラノベ空気も個人的にはツボ
作中のキャラが結構な頻度でお亡くなりになるので、そういうのダメな人は注意
誰が生き、誰が死ぬのか緊迫した中で読むのが好きな人はぜひ
完結/23巻 レンタルマギカ 三田 誠
妖精眼(グラムサイト)という魔眼を持つ恐がりの二代目社長の少年を主人公に
会社メンバーとのつながりを描いた物語
魔術に関する設定や舞台背景の取材量が圧倒的で、
その仔細に調べたり決め込まれた設定を楽しむだけでも十分な作品なのに
それに加えてキャラが魅力的でもう最高です
魔眼持ちで恐がりだけどやるときはやるとか、主人公の鏡ですよね、ほんと
アディリシアさんと穂波の三角関係な奪い合いも大好きでした
完結/33巻 まぶらほ 築地 俊彦
-「あなたの遺伝子が欲しい」 古き良きハーレムがここにはある-
主人公との間に出来た子供は、驚異的な魔力を持つ可能性が極めて高い
なんだその幸せすぎる頭の悪い設定は… もう大好き! 抱いて!
で、優柔不断の権化のような主人公の周りに湯水のごとく女の子たちが沸きだし
右往左往しながらイチャイチャしていくという一昔前の男の願望叶えますの代表作
こつえー先生イラストによる可愛いキャラ達を愛でるのが最高
しかも、幼馴染キャラが(あの当時では珍しい)ヤンデレキャラに
変遷していくのを楽しめるよ!
個人的には、ただ主人公が好きだという山瀬千早が一番好きです
ラブコメディ 11作品
主人公とヒロインがイチャイチャしてるのを見るだけでも楽しいっていうのに
そこに笑いの要素までぶちこんでくれている素敵作品たち
見ているだけでニヤニヤしてしまうこの世界が俺は大好きです
人と人の距離感が大切に描かれている部分もポイント高いです
未完/07巻 エロマンガ先生 伏見 つかさ
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の作者さんが書いた別作品
この作品を見て確信したのは、この作家さんが描きたいのは
妹じゃなく、妹のために頑張るお兄ちゃんなんじゃないかな…
というぐらいに、妹のために頑張るお兄ちゃんに焦点が当たってます
今回のお兄ちゃんも変態だけど女子力が妹より高いというね
壁ドン、床ドンを駆使する妹に平然と答えて守ってあげるお兄ちゃんマジ神
完結/07巻 とらドラ! 竹宮 ゆゆこ
学園で繰り広げられる恋愛がメインの学園青春恋愛もの
この作品で一番特筆すべきは、人との距離感を書くときの巧さ
好感度MAXで女の子から主人公へと迫ることが多い
ちょろイン(ちょろいヒロイン)が横行する昨今で
きちんと物語に絡めて人との距離がだんだんと近づく様は見事の一言
一巻を進めるごとに人間関係やお互いの距離が変わっていく様を楽しめるのが
この作品の深さを上手に引き出していると思います
完結/08巻 ゴールデンタイム 竹宮 ゆゆこ
憧れの青春舞台を描かせたらとらドラの頃から天下一品の空気を引き継ぎ
大学を舞台に恋愛から昼ドラ?的なドロドロとした人間関係までカバーした感じの作品
いろいろと上手にかみ合わなかったりすれ違ったりが、不思議なリアリティをくれます
一部ファンタジー的な要素があるけれど、あの辺は趣味の問題かな
ライトノベルの舞台が大学ってわりと珍しいですよね
というか、読んでる層には成人男性も相当数いるだろうから
もうちょっと大学的な話はあってもいいんじゃないかと思います
未完/8巻 ゲーマーズ!
ゲーム好きでぼっちだった主人公が、周囲とだんだんと触れ合っていくお話
急転直下で驚きな展開も多いですが、だからこそ引き込まれるところも多いですね
個人的には主人公の天野君にハッとさせられる瞬間があって、それがすごい好きです
ゲームに向き合うスタンスとか、ゲームに込める熱意とか、ゲームへの愛とか
そんな、気づかないうちに自分でも見失ってしまったものを気づかせてくれる作品でもあります
基本、ハイテンションでヒロイン可愛い系ラブコメなので、そういうの好きな人はぜひ
2017年夏にアニメ化しましたが、おかげで脳内再生がはかどって大変幸せです
未完/11巻 変態王子と笑わない猫 さがら 総
作中で「変態」を取り扱う作品は数あれど、こいつは一味違った
いやもう、色々あるだろうけど、頭一つ抜けていると思うんですよ、この変態は
ヒロインのブラでキャッチボールしてる奴なんて初めてみたぜ(褒め言葉
可愛いが正義であるというのなら、このヒロインたちは揃いも揃って大正義
アニメのボイスで脳内再生できるようにしてから見ると一段と捗ると思いますよ
あなたのことが気になってしょうがないけれど気まぐれな猫のような女の子も、
あなたのことだけを一番に思う犬のような女の子も、あなたが読むのを待ってます
完結/12巻 這いよれニャル子さん 逢空 万太
マシンガンのようにハイテンションで喋りながら、愛を乱れ撃ってくれるヒロインは
まさに『這いよる』という行為の素晴らしさをその身で体現してくれています
重すぎるほどに熱烈なヒロインの求愛行動が見たい人はぜひ!
そして、そんなヒロインに対して段々デレてくる主人公にも注目です
毎回のように壮大な規模でくだらないことをしてくれるテンションが大好き
そして、伏線を見破れたときの嬉しさは異常! そんな作品です
もうそこかしこに息をするようにガンダム、仮面ライダーなど等の
パロディが詰め込まれてますので
そういうのが大好きな人には特にオススメ、苦手な人はご注意!
完結/12巻 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 伏見 つかさ
タイトルで妹ものか、興味ないや…という人もいるかと思いますが、
オタクの生態やオタク差別などもあるので、内容は割と手広い感じです
もちろん妹もいますが、他のヒロインたちも強力すぎますねえ
可愛い女の子と萌えを求めるなら十分に楽しめる作品ですが、
妹は極度のツンなので、お兄ちゃんと頼ってくれる妹と甘々な日々を
とか、そういう感じのを求める人は期待通りではないと思うので注意
未完/14巻 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 渡航
ぼっちだ、コミュ障だといい、こじらせ系男子の筆頭である主人公ですが、
誰と絡ませても自虐他虐含めて鋭い切れ味で笑いを取れるうえに、
あーあるあるという驚きの共感力を発揮させてくれる稀有な存在です
「このライトノベルがすごい」キャラ男性部門で
SAOのキリトさんやとあるの上条さんを抑えて
一位をもぎとった読者からの愛され方は伊達じゃないですね
リア充たちと陰キャたちの比較やスクールカーストなどを上手に描きつつ
人間関係、特に人と人のつながりには、不器用だけど前に進んでいくキャラたちは
見ていて応援したくなります
完結/14巻 僕は友達が少ない 平坂 読
ただもうひたすらに可愛いキャラがあざといことをして
色気と可愛さを振りまいてくれます
文章はかなり自由でデカ文字、顔文字なんでもありなので
小説としてそういうのが嫌い、苦手な人はご注意ください
本当に友達が少ない(いない)人が読むと、
これだけ恵まれているのに、なんで恵まれていない自慢してるかな?
と顔がビキビキしてしまい、いらない闇を生み出してしまうのでご注意ください
大丈夫です、これはラブコメです、ラブコメは楽しく読みましょう
完結/16巻 乃木坂春香の秘密 五十嵐 雄策
なぜかしら? 彼女を見ていると清純派AV女優という言葉を思い出す
それぐらいに挿絵はサービス満点です、ええもう、本当に、ごちそうさまでした
The 都合のいい女を具象化したような男の願望つめこみ系女子との
めくるめく幸せでほのぼのとした生活は、現実世界のイヤなことを忘れさせてくれます
ダブルヒロイン的な話はちらっとありますが、
基本的に主人公とヒロインのベストカップルを周りが暖かく見守る系なので
しんどい展開なしで気楽に平和なのが読みたいんだよ!という人にオススメ
完結/18巻 バカとテストと召喚獣 井上 堅二
-マンガを超える読みやすさ! きちんと笑わせてくれるラブコメラノベ!
こんな学校に通いたい、こんな友達と楽しくやりたい
そんな、誰もがあこがれる楽しさを提供してくれました
ラブコメディでもコメディ多め、男友達も多数出演という
ラノベでは珍しいバランスのとれた作品
ハーレムではなくカップル構成なのもいいですね
なんにせよ、寡黙で一途で暴走しがちな霧島さんが可愛すぎてヤバいです
作家さんが女装男子が好きなのか、やたらと女装する回が多く
主人公が表紙を女装で飾ったという稀有な例もあるので、好きな人はおすすめ
テストのお馬鹿回答や作者さんの変態的な後書きも大好きでした
小説を読むのになれてない人でも気楽に笑って読めるので、初心者にオススメです
ミステリー(頭使う系) 5作品
ミステリーに分類してもいいもんだろうか…と思うのもいくつかあったので
最終的には頭を使う系というなんとも頭の悪い単語を加えたジャンルにしました
いやね、謎を解くとか解かないとかもあるけれど、頭使うと思うんだ、この辺を読むと
ちょっと小難しい話を読みたいときのジャンルとしてオススメ
世界観がしっかりしている作品が多いので、
中毒性は他のジャンルに比べてもかなり強いと思います
未完/05巻 氷菓 米澤 穂信
-人が死なないミステリーは青春と可愛さにあふれていた-
ミステリー=○○殺人事件だとばかり思っていた俺に幸せな衝撃をくれた作品
しっかりと組み上げられた話の構成を味わいながら、最後のページを閉じる満足は
何物にも代えがたい幸せでしたね
ほうたる(折木奉太郎:主人公)、えるたそ(千反田える:ヒロイン)がもう可愛い
この二人のやりとりだけでも、ずっと見ていたいという気持ちになります
未完/06巻 学校を出よう 谷川 流
ハルヒの作者が、ハルヒよりも前に手掛けていた作品
SF的設定が多く、世界観についてもがっちりと色々書かれていて
あー、この作者はこういう世界作り世界語る系の人なんだな…という本質が見れる作品
ハルヒと比べても作りこみが深く、
独特の世界やキャラ達の頭のいい小難しい会話が癖になります
特殊学校系ですが、癖のあるキャラのおかげで設定が輝いてます
現在、第6巻が2004年10月に発売された上にハルヒも無期限発売延期なので
もはや続刊は絶望的といわれる状況、いや、俺は待つけどね、いくらでも
未完/09巻 ノーゲーム・ノーライフ 榎宮 祐
ゲームに強すぎる兄妹の異世界トリップものですが、
その圧倒的なゲームの強さが素晴らしい単なるプレイヤースキルだけじゃなく
情報戦や勝つための道筋などが綿密に描かれているのがいいところ
どこに伏線や意図があったのかが作中できちんと言及されているのが個人的にツボ
兄妹のどこまでも相手を必要とする信頼関係と、
長年連れ添った仲だからできる軽妙なやりとりがいい
エルフを「森の雑種さん」と煽れるジブリールの毒舌を楽しむだけでも
買うに値した作品でした
未完/11巻 涼宮ハルヒの憂鬱 谷川 流
大人気アニメとしてライトノベルの知名度向上の一翼を担った作品
学校がつまらなければ部活を作ればいいじゃない…というよくある流れから
独特の進化を遂げた世界観を持つこの作品
登場キャラたちの癖の強さと、主人公である「キョン」の癖の強い一人語りにハマれば
読了なんてあっという間です
アニメを見て「長門は俺の嫁」な人も「禁則事項」に心ときめいた人も
原作を読んでみると新しい発見があると思うのでオススメです
新刊が発売無期延期? そんなの、のんびり待てば待てばいいじゃない
未完/19巻 悪魔のミカタ うえお 久光
-ナナメから見る世界はこんなにも違って見える-
登場キャラたちの斜に構えたオシャレ具合や生き様が癖になる
分かってる系や達観系を上手にブレンドした配合具合は、
この作品でしか味わえない絶妙な味を出しています
各キャラの生き様や価値観に対するこだわりが強く、
涙や哀しみとの向き合い方、感情の割り切り方など
普段では触れられないような考え方が読めるのが好きでした
スペースオペラ 2作品
宇宙空間、星々の間を雄々しく進む艦隊たち!
そんな世界を描き切った作品たちは、俺の心をつかんで離しませんでした
一癖も二癖もある登場人物たちが操舵する艦隊たちが、
どんな奇跡を描き、どこへと至るのか、それを見ているだけでも高まります
未完/08巻 星界の紋章・星界の戦記 森岡浩之
-アーヴ、その性、傲慢にして無謀-
人類とはまったく違う宇宙人というのは割と描かれることが多いと思いますが
ここまで文化や風習、考え方が違う種族を見事に描いてる作品は他に知りません
皮肉が好き、迂遠な会話が好き、直接的な表現による批判をつまらないと思う人には
ぜひとも読んで頂きたい一品です
2013年3月に約9年ぶりに新刊が出たということもあるので
待つのが得意な人はぜひ俺と一緒に次に向けて正座待機しましょう
完結/16巻 でたまか 鷹見 一幸
ギャグ一辺倒とは言わないけどコミカルなシーンもそれなりに多いので
シリアスよりは笑いながら読めるのが好きな人向け
SFとしての舞台設定や艦隊の指揮にも見所はありますが
なんといってもこの作品の魅力は、キャラクターたち
最弱艦隊を指揮して巨悪に立ち向かうというシチュエーションに燃える人はぜひ
背中をゾクゾクとさせてくれるような面白さが詰め込まれていた作品でした
小学生 3作品
ジャンルが小学生ってなんだよ、頭おかしいだろ…
そう思ったあなたにこそ、手にとって頂きたい作品です
この作品のヒロインたちは、ただ幼いだけじゃありません
まだ汚れていない純粋さの中に、無限の可能性を秘めている原石なのです
まだ何者でもない彼女たちの成長を見届けることは、最大の贅沢なのです
さあ、みなさんご一緒に!
「小学生は最高だぜ」
未完/04巻 りゅうおうのおしごと! 白鳥 士郎
コミカルな部分も多いですが、熱い部分がとにかく熱い
剣を持っていないだけで、将棋もまごう事なき真剣勝負なんだな…と実感させてくれるような熱闘がとにかく多いです
作者の方が非常によく取材をされているおかげで、舞台となる場所のちょっとした豆知識とかでも、かなり楽しませてくれます
大阪在住の人はそれだけでニヤリとする部分が多いかもです
キャラの勝負に対するこだわりの強さも、もちろんいいですが、単なる将棋だけじゃなく、打ち込んできたことへの代償だったり、勝負に生きる引き換えに置いてきたものだったりと、いろんな人生が描かれているのがいいですね
キャラも可愛いし、将棋が分からない人でも楽しめるのでおすすめです
未完/07巻 天使の3P!(てんしのスリーピース) 蒼山 サグ
はい、3Pに振り仮名までつけたのに違う読み方をしてしまったあなた
相手は小学五年生ですよ、深く悔い改めてください
小学5年生三人でやるバンドへの練習協力から始まり
楽曲提供、作曲イベントと共に音楽への道を歩む話です
ええ、でも小五の妹とお風呂イベントとかありますけどね、さすがですよ
完結/15巻 ロウきゅーぶ! 蒼山 サグ
-ロリコンでスポコンで変態だけど紳士なラノベ-
ろうきゅう【籠球】=バスケットなので、バスケットラノベなんですよ、これ
イラストだけだと小学生とただキャッキャうふふしてるだけに見えるかもしれませんが
れっきとした熱血スポーツラノベなので、普通にオススメです
小学生のコーチとなった主人公の昴(すばる)と、教え子である小学生5人の
勝利に向けて頑張る姿は見ていて心から熱くなれます
ケモナー・獣耳・獣人・亜人 3作品
実は俺、獣耳萌えなんだ…
DOG DAYSのアニメを見た後で、己の今までの趣向を振り返って
ようやく俺は自分に向き合えたような気がするよ
表情だけじゃ物足りない、その耳と尻尾で有り余る感情を存分に表現してほしい
そんな熱い魂を持った玄人向けの趣向の人にはぜひともオススメな一品
いや、作品の中身は普通に面白いから、そういうの気にしない人にもオススメですが
完結/10巻 ほうかご百物語 峰守 ひろかず
主人公が大好きだーと叫び、ヒロインがひたすらに照れまくるという神構成
いやね、イタチさんマジ可愛い、そしてこの二人の魅力はカップルだからこそ輝きます
主人公が絵描き馬鹿(褒め言葉)で、斜にかまえず素直なので好感が持てます
そこかしこでカップル成立、妖怪がテーマなのにほのぼのとしてるのも個人的に好き
妖怪&人間のカップルも多いので異種族交流が好きな人にもオススメ
大天狗と副生徒会長のカップルがほんと好きすぎてしょうがないです
なぜアニメ化されなかったのかが不思議でなほどの良作です!
完結/16巻 いぬかみっ! 有沢 まみず
-主人公の肌色率がこんなにも高い作品を俺は他に知らない-
入浴シーンでもなく、主人公が路上で平然と裸にされます
いや、何言ってるか分からないって? 俺もだよ、HAHAHA
動物特有の愛情表現にあふれたヒロインの獣な振る舞いがまたいい
ヒロインであるようこも薫の犬神である10人の女の子たちもいいですが
個人的に一番好きなのは宗家と「はけ」のコンビが一番好き
はけの主人への忠誠っぷりがほんと素晴らしいです、ああ犬も可愛いなぁ
未完/18巻 狼と香辛料 支倉 凍砂
剣も魔法もない、金勘定で生きていく商人のたくましさを書いた
そんな、ちょっと変わったファンタジーな物語でした
個人的にはロレンスが行商人の駆け出しではなく中級者なところが一番好きです
大人の対応や過去の経験から、キャラへの深さを持たせてるところと
それでもホロにやりこめられることが多い当たりにキャラの良さがあふれてます
この二人の気の利いたセリフのやりとりは楽しくていつまでも見ていたいです
最後に
思い出のつまった人気作、名作たちなので、
気になったのがあれば、ぜひ読んでみてください!
また、こういう情報も載せてくれると助かるという希望がありましたら
気軽にコメントで教えてください