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オーバーロード 10巻 あらすじ・感想・ネタバレあり発売日2016/05/30

【ラノベ】オーバーロード 10巻 謀略の統治者 表紙 オーバーロード
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オーバーロード 10巻 謀略の統治者 あらすじ・感想・ネタバレあり発売日2016/05/30

読者のみなさま、ごきげんよー

同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです

www.black-gamer.com

前回も華麗な活躍を繰り広げたアインズ様

毎回、よくもまあ、アインズ様の活躍ネタを思いつくものだと感心してしまう

そして、キャラと一緒にアインズ様を称賛してしまう

ほんと、ブラックなネタが多いのにほのぼのとできるのって癖になりますよねー

愛情が重過ぎるキャラが好きな俺にとっては、本当に最高の一品です

オーバーロード 10巻 謀略の統治者 あらすじ

孤高なる魔導王の深淵。

国王となったアインズは統治する魔導国を理想郷とすることを決意。
永遠に繁栄し、数多の種族がアインズに跪く世界。

その第一歩として、冒険者組合の強大化と冒険者の育成を目論んだアインズは帝国へと向かう。

一方、突如できた魔導国に戸惑う諸国の支配者たちも各々に対抗策を講じていた。

不滅の国に君臨する王となるべく行動を開始したアインズの一手が及ぼす影響とはーー。

いよいよ新章開幕!

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オーバーロード 10巻 謀略の統治者 あらすじ 感想・ネタバレあり

支配者らしくなってきたアインズ様、部下が喜ぶ統治者へ成る努力が見ていて楽しい

こうやって言ったほうが、部下が喜ぶんだよなぁ…

そんなつぶやきをしながら、毎夜、頭を悩ませるアインズ様が想像できて素敵ですね

しかし、自分が思う通りに振る舞うだけじゃなく、きちんとチェックしてるんですよね

ハムスケにちゃんと聞き取り調査とかさせてるんだから、ほんとすごい

自分から聞いたところで、意見など出るはずがない

そんな相手にどうすれば意見を聞けるかをちゃんと心得ているからこそできる、この気配り

これほどまで、部下に気を配ってその理想足らんとしている人は、本当に見ないですよ

あ、こういうのが好きなのか、じゃあ、こうするか

その思考で自分の振る舞いをきちんと御せるのが、アインズ様のすごいところですよね

しかも、その研究のために、支配者であるジルクニフをチェックしているとか…

その芸の細かさと細やかな努力は本当にすごいと思う

『支配されている感じ』をメイドたちや階層守護者たちが楽しめるのも、アインズ様の努力があってこそ

そして、その中にもチラリとサラリーマン的な思考が入っているあたり、同じくサラリーマンをしている読者な俺としてはもう最高です

あー分かる、その感覚すごい分かると

分かる、分かるを連呼しながら読んでいくのがすごい楽しい

そして、やっぱりその社会人経験+そこからよく考えて動こうと努力するアインズ様の姿を見るからこそ、楽しいんですよね、この物語は

身に余るほどのプレッシャーに加えて、今回は、自分の能力に対する驚くまでの過大な評価を受けてしまったアインズ様

もう留まるところを知らずアインズ様万歳の展開が続くのは、本当に見ていてハラハラしますが…

それがまた、気になって続きを読むための良いスパイスにもなるんですよね、本当に

アルベドを口説こうなど…フィリップさんの行動すべてがホラーでした

それダメー!! それはやめとけ、マジで危ない奴だから、ほんとに

と、小説に向かってとうとうと語り掛けたくなってしまう

それほどに、下級貴族であるフィリップさんの危険な言動は本当に見ていて怖かった

いや、明らかに生物として格上な相手に対して、『外見がいいから口説こう』と思えるのってすごいわ…

本気になったら1秒で死ぬ相手を口説くというのはね、恐怖でしかありませんよ

しかもね、アルベドの肩を抱き寄せたりするわけですからね

そりゃあ、ギチィリ…なんていう、奇妙な音もするわけですよ

それでも、きちんと笑顔で相手をしてるんだから、アルベドさんも仕事人だよなぁ…

実際、このあたりもオーバーロードという作品の魅力であると思うんですよね

強い、だから、演技も何もなく傍若無人に振る舞うこともできる

でも、それだけじゃないし、そうはしない

あくまでも、自分にとって最大限に効果のある立ち回りをする

その結果、最高のものを引き出そうとする、その姿がキャラの厚みとなって見えるのだと思います

どれだけの力を持っていても力押しだけですべてを終わらせない

そのあたりも、今回の巻のサブタイトルである謀略にふさわしいですよね

ジルクニフの苦悩は続く…この噛み合いは予想できないだろうなぁ

アインズ様から割と気に入られている…なんて本人は欠片も思っていないでしょうね

というわけで、今回は道化(ピエロ)として舞う羽目になったジルクニフの苦悩にずいぶんとスポットが当たっていました

いや、これは本当に心に来ますわ

取引相手が、鬼とか悪魔とか、そんな生易しいレベルじゃないんですもの

また、逃げ場所がないのがエゲツナイですよね

王というポジションだから、もう知らないと投げ出すこともできない

まさに、八方塞がりでしんどいだろうなぁ…と見ていました

なんていうか、アインズ様がサラリーマン的な思考をちらちら見せてくれるからかもしれないんですけど…

大企業を相手に担当を任されたサラリーマンみたいに見えるんですよね、ジルクニフが

にしても…

いやあ、あれほどに綺麗な噛み合いを見せられたら、誰でも疑心暗鬼になるわね

全てはアインズ様の手のひらの上…と思ってしまうのも仕方ない

実際、人間側が戦闘力で負けてしまう分には、まだ許容できると思うんですよね

簡単に言えば、アインズ様の立ち位置は人間側にとって魔王的な存在

だからこそ、弱い力をかき集め、重ね合わせて、結果として強大な魔王に打ち勝つ

それこそが、人間側が描くべきエピソードです

でもね、そんなの全てお見通しと言わんばかりに先回りして全てつぶされてしまったら…

魔王の圧倒的なまでの力を前にして、策略を練ることさえ許されない

こうなれば、残るのは絶望して未来を待つことぐらいですよね

今回は、まさにそういう回でした

多分に運を含むところはあったと思います

でも、それでも、あれは再起できないほどに牙が折れたんじゃないかな…と思います

そう思わせるほどに「分からされてしまった」というのは、いいことなのか、悪いことなのか

実際、全員を殺すわけでもないのですから、そういう意味では支配下にいるところでそれほど困ったことにはなっていませんが…

いつ死んでもおかしくない状態っていうのは、やっぱりストレスですよねえ

今後も道化として踊り狂うことが期待されているでしょうが、最後まで頑張ってほしいものです

実際、アインズ様相手のリアクション芸をやらせたら光ものがあると思うんですよね

驚き要員として、ぜひ今後とも精進していただきたいものだ

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www.black-gamer.com

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