(最新刊)オーバーロード 14巻 滅国の魔女 ネタバレ感想・あらすじ 発売日2020/3/12
読者のみなさま、ごきげんよー
同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです
2020/03/16 ネタバレ感想を追記
2020/02/24 表紙情報更新&雑談の内容を追記
2019/12/15 購入前雑談の内容を追記
2020/02/24 追記開始
2020/02/24現在、表紙情報が公開されておりますのでブログ更新しました!
本当に素敵な表紙ですよね
拡大してあちこち見たくて、Amazonの売り場でじっと見てしまいました
今回のは、縦書きではなく横書きのイメージですかね
対峙する二人の強者という構図なのか
アインズ様の服を貫いている刃の鋭利さがまた気になります
アインズ様の服ってそれだけで超高レベル装備なイメージですからね
同レベルのポテンシャルを持っている武器だとしたら、それだけでもすごいことに…
ああもう、ワクワクする表紙っていうのは素敵ですね、本当に
個人的なラノベの楽しみ方ですが…
表紙を眺める→本編を読む→表紙を眺める
で内容を理解するパターンがわりと好きです
ほほう、こういう意味だったのか…っていうのが分かるとそれだけで嬉しくなるのですよね
挿絵も同様ですが、やっぱり文章と同じくイラストでも意味が分かるっていうのは嬉しいことだと思ってます
2020/02/24 追記終了
発売告知の情報が入って来たときにね、飛びあがるぐらいに嬉しかったです
いやあ、待っていたよ
俺は待っていたんだ、このオーバーロードの最新刊が来るのを
アインズ・ウール・ゴウンの栄光の一ページが綴られるのを楽しみに待っていた
オーバーロード、前巻である13巻の発売日が2018/4/27でした
なので、およそ、2年ぶりの新刊となります
また、アインズ様のご活躍を目にできるならいくらでも待つ覚悟はありましたが…
こうして発売日が決まってくれると、やっぱり嬉しいですね
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(最新刊)オーバーロード 14巻 滅国の魔女 発売日2020/3/12あらすじ紹介&購入前雑談
魔導国の馬車が王国の貴族に襲われた。
謀略だとしても王国が魔導国と正面を切って戦うことを選んだと判断したナザリックは王国に宣戦布告。
カッツェ平野での大虐殺で未だ混迷を極める王国のさらなる窮地に、王子ザナックも蒼の薔薇もブレインも背水の陣を承知で立ち上がる。
ナザリックによる非情な殲滅作戦が幕開けた――。
『魔導国の馬車が王国の貴族に襲われる』という展開がたまらない
え、あれ? え? と、何度か見返してしまうこのあらすじ
見ているだけで想像が止まらなくなりますね
テンションが再現なくあがってしまう、ああ、素晴らしい
間違いなく俺の好きなシチュエーションが入っている
見たいものがもうすぐ提供される…
そう思うと、俺はすごいテンションあがっちゃうんですよね
俺の好きなの中でも指折りなシチュエーションと言えば…
「自分の好きなものが害されて怒り狂ってる姿」なんです
愛情表現っていろんな形があると思います
中でも、愛の深さを伝えるっていろいろあるし、だからこそ難しいところでもあると思います
で、今回みたいな怒りの深さはね
そのまま愛の深さを見せてくれるように思えるんです
だから俺の趣向としては、大切なものにちょっかい掛けられたことを怒ってる姿が最高にツボなんです
いいぞもっとやれ、もっとその怒れる姿を見せてくれ!
そんな応援を心でしている感じになるのです
今までにも、オーバーロードはたくさんのシーンでそれを見せてくれた
俺がこの作品にほれ込んだ理由でもあり、この作品を見ていたいと思う強い想いはここから来ています
アインズ様は至高の四十一人を誰よりも大切に思っているし、ナザリックのメンバーも愛している
ナザリックの面々は、アインズ様こそが至高と思っているし、それを理解できないものは生きているべきではないと考えている
そうやって、お互いは深い感情でつながっていると思うんですよ
特に、アインズ様を侮辱したものには怒りと共に容赦のない結末を与えてきた、階層守護者の面々を見れば余計に…ね
それを見てきたからこそね、今回の巻でもめちゃめちゃ期待をしてしまいます
果たして、どんなふうに愛を、怒りを表現してくれるのか
なので、今回のあらすじで俺が一番好きなキーワードはここです
魔導国の馬車が王国の貴族に襲われた。
今回の事件の発端にあたる部分ですが、これを見るだけでもう止まらないですよ
魔導国が襲うのではない、魔導国が襲われたのだ
あの圧倒的な強者に強襲をかけた愚か者がいるのだ
それだけでもうテンション死ぬほどあがりますよ
- 被害にあったのが誰なのか?(アインズ様? 階層守護者?)
- 被害の程度がどの程度なのか(馬車だけ? 誰か怪我?)
- 襲撃者はどうなったのか(その場で惨殺? 追いかけられて惨殺?)
はい、こうしてあげるだけで、気になる要素はたくさんあります
でもね、何よりも一番に気になるのはね
馬車襲撃の一報を聞いたときのリアクションですよ
我が子を傷つけられたアインズ様の反応が見られるのか?
アインズ様が襲撃されたと聞いたときの階層守護者たちのリアクションが見られるのか?
あーもー、いい
考えただけで良すぎる
どっちも見たいです
何ならもう片方はIFで見せてほしいぐらいにどっちも好き
そして、ナザリックの誰かにちょっかい掛ける時点で死刑確定ですから
万死に値するっていうのは、このときのある単語じゃないかと思うぐらいですから
『楽に死ねると思うなよ!』
というセリフが似合う人が多すぎますからね、ナザリック
今回の襲撃のきっかけを誰が作ったのか?
きっかけを作った者がどんな末路をたどるのか?
もう、あらすじの内容だけで楽しみなことが多すぎますね
私個人の意見では、人の生き死に関連では容赦のない作品のオーバーロードですが…
今回も、その容赦のなさをたっぷりと楽しめそうです
だって
ナザリックによる非情な殲滅作戦が幕開けた――。
あらすじに、こう書いてあるくらいですからね
今回も、惨劇は加速しそうですし、血の河ができることでしょう
ああ、恐い恐い
殲滅作戦と聞いて一番最初に思い出すのは、オーバーロード 9巻ですね
あのときは、アインズ様のご活躍により総勢七万という死者がでました
では、果たして今回の犠牲者の数は?
いや、そもそもが、殲滅作戦を実行されたあとに王国が残っているのか?
そういうレベルの強さですからね
「ナザリックが意を示せ」と命じられる
それは、中途半端が許されないということだと思ってます
「なんだ、ナザリックと言ってもあの程度か」
そんな風に思われるのは我慢ならない人たちの集まりですからね
これ以上ないほどに徹底的にやることが、義務付けられているのですよ
なんというか…
地図に残るお仕事というか
地図を書き換えるお仕事というか
勢力圏とかね、パワーバランスとかね
アインズ様たちが動くと、さらりと変わってしまいそうですからね
今回はどんな大きな結末を見せてくれるのか、非常に楽しみです
発売日は2020年3月ということですが、それまでおとなしく待ちたいと思います
2020/02/24追記
魔導国の馬車襲撃はマッチポンプ説、コメント頂いたのでコメ返し
いくつか記事にコメントをいただきました、コメントありがとうございます
せっかくなので、コメントへのお返事をしつつ、もう少し妄想してみたいと思います
なんでやねん
あなたの予想は完全にズレてますね。
王国を支配するのは当初の目的の1つです。
その為にバカ貴族を操ったりしてます。
ですので、ナザリックの策略で馬車を襲うように仕組んだんだと思いますよ。
被害は表面上は装うかもしれませんが、実質皆無ですよ。
なんでやねんさん
私の予想がズレているということで、訂正いただきありがとうございます
また、ナザリックの策略で馬車を襲うように仕組んだというお話に関しても、新たな視点の提供をありがとうございます
待ち遠しい
自分も策略によるものだと思いますね。タイトルの魔女は恐らくラナーの事だと思うので、彼女による王国を完全に支配下に置くためのいわば八百長の様なものでしょう。
まあ……巻き込まれて死ぬ人にとっては八百長もクソもないでしょうが。
また、七万人というのは最初の魔法による死者の数であり、その後産み落とされた山羊により合わせて二十何万かの死者が出たはずです。
……十何万だったかも知れません
待ち遠しいさん
タイトルへの言及ありがとうございます
滅国の魔女というタイトルの滅亡する国が王国なのであれば、魔女はラナー王女である可能性がたしかに高いですね
てすと
馬車の襲撃はマッチポンプの可能性
てすとさん
マッチポンプの可能性のご指摘ありがとうございました
こうして並べてみると、すごいですね
何がすごいって、ナザリックへの信頼感がすごいんですよ
だって考えてみてください
コメントをくださった三人が三人とも、王国側の策略があった、王国側が何かしかけたと思ってないのです
仕掛けたのはナザリック、ハメられたのは王国側
それが三人とも意見として一致しているのです
そう思わせるだけの戦力差や謀略をナザリックが、アインズ様が今までに見せつけてきたから
その積み上げてきた信頼が、こうしたコメントを寄せるきっかけになったのか
そう思うとね、なんか、こう、すごいなぁ…と思う部分があるんですよ
ちょっと話がずれますが…
創作に置いて作り上げられたキャラの完成度ってこういうところに宿るものだと思ってます
- あのキャラは、こういうことしそう
- あのキャラたちなら、こんなことをしてくれるだろう
その言動を、その先を勝手に想像させてしまうだけの個性
それこそが、キャラの完成度だと俺は思っています
なので、それをきちんと読者の心に刻み込み、予想をさせてくれる
まさに、「ナザリックが意を示せ」という言葉の体現ですね
もしかしたら、どこかにもっとちゃんとした根拠などがあるのかもしれません
(私はWEB版を読んでおりませんが、WEB版にはそのあたりがあるのかもしれません)
そのあたり、正確性が必要となるwikiなどとは違う位置づけで楽しんでもらえたらと思います
一つ加えて話しておくと
私は、物語の展開を予想して正解するよりも、あれこれ端っこを捕まえて想像や妄想をしているのが楽しいのです
だから、ほぼブログの記事は本編の読破&その後の私の思い付きだけとなります
もし、読みたいものと違ったものが出てきていたら申し訳ありませんが、今回はこれでコメント返しとさせていただければと思います
また、一つだけ、反論というほどのことでもありませんが…
マッチポンプな可能性はたしかにあります
ですが、全てのメンバーに情報共有されているのかは、まだ分からないなと思っております
具体的に言うと
- デミウルゴスだけ知っている(アインズ様なら言わなくても分かると思った)
- アルベドだけ知っている(アインズ様なら言わなくても分かると思った)
- アインズ様が偶発的に行った(階層守護者は知らなかった&予想してなかった)
みたいな感じです
(他にもたくさんパターンは考えられるけど割愛します)
まあ、俺が言いたいのはね、魔導国の馬車の襲撃にメンバーがブチギレてくれる展開は…
まだあるかないか、その真偽は分からないと思うのですよ
(まあ、それと、自分の見たいシーンを妄想するのは、あったらいいなー程度なのでふーん、ぐらいに思って読み飛ばしてもらえるとありがたいです)
(こういう『自分が見たいシーン』が高まりすぎた結果、SS(サイドストーリー)を書く人もいるんだなーぐらいに思ってもらえると、なお嬉しいです)
またちょっと話がずれますが…
基本的にラノベのあらすじや感想でコメントいただくことって本当に稀です
だいたい見て読んでもらって終わり、そこまでなんです
それに比べてね、こうしてコメントを書いていく人がいる
それも、オーバーロードが愛されている証なのだな…としみじみ思いました
コメントありがとうございました
2020/3/16以下追記
(最新刊)オーバーロード 14巻 ネタバレ感想
謀略は予想不可能な貴族の馬鹿から開始、真の馬鹿は本当に恐い
今回はオーバーロード14巻の発売が待ちきれず、こんな風になるかなー、こんなシーンあるかなー的な感じでこの感想記事に発売前の雑談を書いてました
で、その中で展開の予想とかもコメントにいただきました
あれは謀略だろ、謀略に決まってるだろ、どう考えてもナザリックが仕掛けてるだろ
いやあ、まさかね、謀略ではなく馬鹿の暴発とはね、びっくりですよ
アルベドさんもきょとんとしていて、ラナーさんもきょとんでした
うん、可愛いと思ってしまう、だって頭のいい人からすれば理解不能すぎて、とりあえず驚くしかないよね
ただ、オーバーロードを見てうまいなぁ…と思うのは、そういう馬鹿の描き方なんですよね
なんとも説得力がある馬鹿というのでしょうか
マジか、そうなるか、ああ、そうなっちゃうか、そこでそう考えるかー
みたいな風に読んでいて納得させられてしまう馬鹿というか…
本物の馬鹿って、周囲が止められないほどの暴走力があるのだなぁ…としみじみ思いました
やっぱりね、権力のある愚か者が一番怖いですよね
集団を指揮できる愚か者というのは、被害拡大間違いなしですから
今までにも、未亡人になったアルベドを嫁に…的な話もありましたが…
いやいや、恐いもの知らずというのは、もう本当になんでもありですね
そして、王国が滅亡するきっかけを与えてしまった(少なくとも時期を早めてしまった)のは、まさにこの男だったのだと思います
もう少し時間が掛かれば、もっと違った未来があったかもしれない
そう思えば思うほど…「その時、歴史が動いた」的な瞬間はあそこだった
あの男は「歴史を動かした」存在ではあるのだなと思います
で、響き渡る阿鼻叫喚な地獄絵図ですが…
何か大きなことのきっかけって、案外こんなものなのかもしれないな…と思うだけの展開だったのがまたいいですね
大丈夫、これぐらいなら大丈夫
そう思っている間に『取り返しのつかない事態』になっているというのは、本当に恐ろしいものです
見事な土下座!八本指のヒルマさんは本当にお疲れ様でした
いやあ、見ているだけで胃が痛くなる展開っていうのは、あるものですね
主人公のアインズ様がサラリーマンなので、リーマン的な描写やそれにあわせた想像をついついしてしまうのが、このオーバーロードという作品なのですが…
今回は、制御不能な若手の暴走を謝りにいく上司という感じで、あれは本当に辛い
何が辛いってね…あるあるなのが一番恐いんですよ、ああいうのは
自分は悪くないと言い切りたい
けど、監督不行き届きなのは事実で何も言えないのが本当に辛い
「あれだけ馬鹿なら何かやらかすと思わなかったの?」
そう責められたら何にも返せないんですよね
いや、でもさあ、あそこまで馬鹿だなんてさ…と思いながらも、ただひたすらに謝るしかない
ヒルマさんが生き残ったのは、まさにアインズ様の寛大な対応のおかげ
いや、九死に一生になっていて良かったですよ
階層守護者の皆さん方はアインズ様に喜んでほしいという理由もあって、完璧主義なのが多いですからね
再発防止策=馬鹿の排除というのは容赦しないでしょうから
そして、アインズ様の信奉者がまた増えましたよ、やったね
なんだかんだ、飴と鞭作戦は、かなりの比率でアインズ様が飴担当なところもいいですね
他のメンバーの鞭は、ものすごいうなりをあげる上に一撃死確定なのも恐い話ですが、上に立つ者は鞭を持たないというのはとても大事なことだと思います
王国編が一段落したようですし、八本指の出番が今後もあるのかは気になるところ…
そして、心酔したことでヒルマさんの行動が変わるのかも楽しみかなと思います
カオナシと呼ばれるバラハ嬢の出番が嬉しい、今後の成長も楽しみです
13巻で大活躍だったバラハ嬢!
オーバーロードはキャラがかなり多いし、階層守護者たち以外の出番が少ないうえに、作中の物理的な距離もかなりあるから、登場はちょっと難しいかなーと思ってましたが…
名前だけでも出てきてくれたのがすごく嬉しかったです
いや、やっぱりね、こういう前巻からのつながりが分かるのは嬉しい
顔を見せない理由が目つきが恐いとは誰も思うまい…
ああいうのを事情を知らずに大真面目に考察しているキャラがいるのがまたいいですね
その事実はみんなが知っているわけではない
届く噂と届かない噂があるところに、リアリティが生まれるのだなと思います
そして、もうすでに、一大勢力を築いているのだなと思うと嬉しいですね
聖王国の隣に印を押せるほどにまで成長しているとか、もうそれだけで行く末が楽しみです
アインズ様の役に立てるように、今よりも少しでいいから改善していこう
そう真摯に取り組み続けるバラハ嬢の真剣さが見えるようですね
今後も、今回のようにちょっとでもいいから、名前だけでもいいから、登場してほしいものですね
ザナック王子とアインズの関係が良い、途方もない戦力差でも言葉は交わせる
今回は間違いなく殺戮の嵐になる
だから、一方的なアインズ様(ナザリック)の虐殺描写がたくさんあるのかなぁ…と思ったが割とあっさりめだった印象
逆に、今回で紙幅を使われた中で印象に残ったのは、ナザリックの王と王国の王子の会話でした
個人的には、今回のナザリックVS王国の中での一番の見せ場だったと思います
戦力差があるから、王国は間違いなくナザリックに蹂躙される
その分かりきった結果ではなく、言葉を交わした瞬間を描いたのがいいですね
あの戦力差では、武力を比べても一切勝てる要素がない
でもね、言葉を交わすことができるし、相手の意志を知ることができる
アインズ様との会話を終えて、王国の崩壊を食い止めることはできなかった
でもね、あの会話を交わしたことが無駄だったのかと言えば、そんなことは絶対にないと思いますし、むしろ、あれが最重要だったのだと思うのです
だって、ドラゴンVS蟻(あり)では戦いになるわけがない
そんな王国にとっては、あれが一番の戦いだったのだなと思います
兵を突撃させることではなく、布陣をして王子が会話できる機会を作り出す
その行為自体に価値があったのだろうなと思います
上に立つ者としての振る舞いや貴族のビジネスマナー的なところが語られたのも非常に面白かったですが、一番良かったのは、アインズ様との直接の会話で普段なら見られない内面が見えたことですね
アインズ様の行動理念や今の心境が語られたのもいい
でもね、あれは本当に誰かから問われたからこそ気づけた話だと思います
外的要因や外部からの質問っていうのは、自分の考えを整理するうえでとても重要だったりしますあから
始まりでは、かつての仲間たち『至高の四十一人』こそが、絶対だった
NPCは信用の置けない存在で、裏切る可能性すら考えていた
そこからね、どれだけの変化があったのか語られるのは、やっぱり積み上げてきたものがあるのだと実感できるのですよ
ナザリックに住む者たちが、一方的にアインズ様を愛しただけではない
それにこたえるように、アインズ様もNPCたちを愛していたのだなと思うと、その関係性が嬉しくなってしまうのです
あれこそが一つの国を束ねる王というものの姿なのだな…と
魔導王として今後もより一層、愛し合う姿を見せてほしいものです
パンドラズ・アクターの戦闘がいい、表に出ないアインズ様も良かったです
今回はアインズ様を狙った作戦が遂行された
その対処にあたったのは、パンドラズ・アクターとアルベドの二人
最初にアインズ様とアルベドの会話からして読者に分かるように配慮してあったのが嬉しいですね
そして、なによりも…
強敵を前にして自分が相手をしたいだろうに、それをパンドラズ・アクターに任せたアインズ様の判断がやっぱり素敵だと思います
シャルティアのときのようなことが起こる可能性を考えれば、自分の手で解決したいのかなとも思う
でも、そんな中でも自分の思いをきちんと制御して部下に任せるあたり、本当に好きなんですよね
この用心深さこそが、アインズ様の…そして、オーバーロードの良さだと思います
だんだんと周囲の敵のレベルもあがってきましたし、今後の戦闘はよりリスクのある読みあいになりそうだなというのも楽しみ
そして、そのときに今までアインズ様が積み上げてきたものがどう描かれるのかも楽しみです
必ず殺す「必殺技」ではなく、相手を詰ませるまでの戦い
今後はそういうものが増えそうなので、そのあたりの戦闘展開も楽しみたいと思います
『蒼の薔薇』の仲間関係がいい、口だけではないラキュースへの説得が最高でした
説得によって意思を変えさせるというのは本当に難易度が高いものです
それが、本人の確固たる思いを元に作り上げられているとさらにお手上げになる
えっちな英雄おじさんからも命を捨てることのないようには言われましたが…その説得も聞く耳もたない感じでした
で、そんなときにどうするのか…
- 本人の好きにさせる(付き合う、見捨てるのどちらかに派生)
- 実力行使で改心させる
俺はどちらも正解だと思うし、それを選ぶのはお互いの関係性からだと思っています
今回のはそんな中でもね、何をしてでも止めるという熱い意志が良かったです
本人の気持ちと、こいつには死んでほしくないという周囲の気持ち
ただ相手のことを尊重をするのではなく、感情の大きいほうが行動に出た結果、あの結末を迎えた
そういう、計算や思惑によるいざこざがあるのがね、また人間味があっていいと思うんですよ
個人的に、蒼の薔薇のように仲間だけどお互いに油断ならない関係、それでもお互いを大事に思っている関係って大好きなんですよね
だからこそ、相手を魔法の力を使ってでも説得してしまうのがまたいい
あの関係は今後も続いていくだろうな…と思わせる結束力、後の登場に期待です
ラナーさんが幸せそうでなにより、一人勝ちおめでとうございます
はい、本日の主役登場です!
今回は被害者or負けなかったぐらいの人たちが多いですが…
今回の王国に関わる騒動で一番得したのは、間違いなくこのお方というのがラナー姫
いや、本当にね、最高の勝ち方だったと思いますよ
とろけるように幸せな顔を挿絵でお届けいただいたぐらいですからね
他でも書きましたが、本当にオーバーロードという作品はキャラの感情の強さを書くのがうまいと思うのですよね
戦闘能力の書き分けよりも、個人的にはそこが好きです
やっぱりね、何がしたいのか、そのために何をするのか…というのが楽しめるのが人間模様だと思うのですよ
だから、王国の全ての人間を犠牲にしても自分の目的を成し遂げたラナーは本当にすごいと思う
ラナーならば、ナザリックの面々を相手にしても上手く立ち回れるだろうし、アルベドやデミウルゴスに手綱を握られながら全力を出してくれるようですし…
クライムくんとお幸せになってほしいですね
いやあ、闇が深くて本当にいい
計算尽くで相手に見せることのないヤンデレというのもまたいいじゃありませんか
残すところ3巻、終わりがくるのは寂しいけど次もすごい楽しみ
後書きに記載がありましたが、残りは3巻予定ということでした
いやあ、ついに終わりが見えてきてしまったというのは寂しいのもありますね
ただ、どこにどういう決着を持って行くのかは非常に興味があります
最後までナザリックの優勢で終わるのか、それとも挫折と屈辱があるのか
なによりも、今まで積み上げてきたものをどのように束ねていくのだろう
そう思うだけで、壮大な物語の決着が楽しみになります
大丈夫、まだあと三巻も楽しめる! 数年単位でのお付き合いになりそうですが、俺はいつまでも待つ準備はできている
今回も本当に楽しく読めました
電子書籍の発売が待ちきれないで14巻だけ紙の本を買うという事態になったぐらいですからね
いや、本当に楽しかった、次巻もお待ちしております
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主人と配下の関係がもっと見たい人はあわせてお楽しみください
オーバーロードは、VRMMOからのログアウト不可から始まった物語となります
(ゲームの世界との差異があることから絶対にゲームの世界とは限りませんが)
そんなゲームの世界観が存在しているラノベのまとめになります
色んなゲームの設定がお好きな方は、あわせてお楽しみください
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オーバーロード 11巻 あらすじ・感想・ネタバレあり発売日2016/09/30
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