魔法科高校の劣等生24巻 エスケープ編<上> あらすじ・感想・ネタバレあり 発売日2018/3/10
読者のみなさま、ごきげんよー
同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです
2018/03/13 感想を追記
2018/03/01 あらすじ追記&表紙を更新
2017/8/10に魔法科高校の劣等生の23巻が発売してから、待つこと7か月!
ついに、待望の新刊の発売日が公開されました!
23巻の孤立編からの24巻はエスケープ編ということですが…
そんな苦境の中でもばっちり「さすおに」をしてくれていました
魔法科高校の劣等生24巻 あらすじ紹介&購入前雑談
深雪、そして魔法師たちの未来のため、達也は行動を開始する――!
「トーラス・シルバーは、国立魔法大学付属第一高校三年生、司波達也氏である」
七賢人の一人レイモンド・クラークによるビデオメッセージは日本だけでなく、世界中に大きな波紋を投げかけた。
そして、実質の魔法師追放計画ともいえる『ディオーネー計画』。
達也はこれに対抗すべく兼ねてより研究をしていた恒星炉を用いたプロジェクト『ESCAPES計画』を発表する。
それは深雪のため、魔法師の未来の為、達也が選んだ道であった。
時を同じくして、滅んだはずの周公瑾と対決する光宣。
さらに、十三使徒の戦略級魔法が達也を捉える!?
達也と深雪に最大の危機が訪れようとしていた――。
最初に名指しで深雪さんが来てるよ…
本当にお兄様にとっての優先順位の高さを感じさせますね
こういう表現の端々に何ともいえない愛情を感じさせてくれるのがたまらないですよね
愛する妹への特別扱いは本編でもしっかり描かれていますよね
今後もぶれないお兄様でいってほしいものです
「トーラス・シルバーは、国立魔法大学付属第一高校三年生、司波達也氏である」
七賢人の一人レイモンド・クラークによるビデオメッセージは日本だけでなく、世界中に大きな波紋を投げかけた。
魔法科高校の劣等生23巻 孤立編では、リーナがいい感じに素敵なリアクションをみせてくれましたが…
果たして、今度はどういうふうに反応が出てくるのやら…
ただ、知らないキャラの反応よりは知っているキャラのびっくりしてる姿がみたいですね
あと、真由美さんみたいにもう知ってるけど公表しないであげて…的なポジションの反応もちょっと楽しみかもです
そして、もう一つ個人的に大好きなのが、ここの表現です
達也はこれに対抗すべく兼ねてより研究をしていた恒星炉を用いたプロジェクト『ESCAPES計画』を発表する。
どんなこともお兄様にはお見通しよ! と言わんばかりのこの表現
何があっても慌てふためくことなく、準備万端、用意周到にクリアなさるなんて…
それでこそ、『さすがはお兄様です』と称賛されるに相応しいお兄様のご活躍です
今後、世界的に向けられるだろう悪意に対して、どのようにお兄様が対処していくのか
世界VSお兄様の構図が来るのかなーと今から楽しみです
達也と深雪に最大の危機が訪れようとしていた――。
今までに危機なんてありましたっけ(すっとぼけ
圧倒的じゃないか…という戦果がほとんどなイメージなおかげで、あんまり苦戦した記憶もありませんが…
むしろ、苦戦しないお兄様こそが最高なんじゃないかと思いますが…
いったい、どの程度お兄様が困るのか、そこの部分も楽しみに見たいと思います
魔法科高校の劣等生24巻 感想・ネタバレあり
さすがは正妻! 深雪さんの誘惑が止まらない!
多少のハーレム要素は、今までにもいくつかあったのに…
ここまで、ヒロインを一択にしてくる状況というのもすごいですよね
そう思ってしまうぐらいに、正妻ルートとして深雪さんが描かれてました
今回は、お兄様のお背中を流すというお風呂シーン
カラーで一枚、モノクロで一枚という超豪勢な挿絵の使い方でした
この破壊力と『少しでも一緒にいたいのです』という甘え方がまたすごい
そりゃあ、これは男心に響きますわ…
お兄様の思考が停止してしまうのも、うなずけますね
上気した頬を見ていると、そこから零れ落ちる熱いため息が聞こえそうです
女の子ではなく女の顔をするようになったなぁ…
なんて、だんだんと成長する深雪さんをながめてました
好きなキャラが毎回安定して活躍してくれるという意味でも、この作品は個人的に愛しやすいんですよね
どこまでいっても、お兄様と深雪さんの物語であるという軸はブレていないので
他ヒロインがどれほど対抗できるのかも気になるところですが…
正妻の貫録でけちらす深雪さんの姿を見るのも楽しみです
リーナが任務を拒否したことで別の刺客がお兄様に迫る
今回は明確に次巻以降へつながるだろう伏線がたくさんありましたが…
中でもポイントになるのは、リーナと光宣という『九』に連なる二人ですね
まずは、リーナのほうから
リーナのポンコツ軍人っぷりは相変わらず可愛いですね
周りが仕方のない奴め…目線で見てるあたりが、まずもって可愛い
そんな中で頑張って空回りしてるところとか、最高に可愛いですよね
でも、今回一番可愛いと思ったのは…
お兄様こと達也が好きであることが軍内でバレバレであること
おいおい、それはまずいだろ…と誰もツッコまずに微笑ましく見守ってるんだろうなぁ
ああもう、どこまでポンコツなんだ、リーナ
もう、可愛いなぁ…
そんなリーナに色んな意味で嫉妬した兵士がお兄様に挑むことになりましたが…
今回の戦略級魔法で警戒感MAXなお兄様に近づかされる兵士が不憫でしょうがない…
無事に生き延びられたら名前を覚えてあげるよ…の精神ですが、きっと消されてしまうんだろうなぁ
今回の件で、お兄様も深雪も、もしかしたら四葉も本気になるでしょうから
リーナがどういう経緯で絡んでくるのか、今から楽しみです
周公瑾を取り込んで九島光宣の闇落ち秒読み、はじまるよー
深雪と比較できるほどの美少年&天才と持て囃される光宣さん
今までの経緯では、お兄様個人からも四葉真夜からも警戒すべき相手と言われてました
(今回の八雲さんが伝えた達也(お兄様)に匹敵する相手もこの人かな?)
そんな光宣さんは、自分の身体さえ自由に動けばお兄様にも劣ることなどないと気負いなく発言していますが…
まさかの周公瑾を取り込むという展開に…
間違いなく闇落ちフラグだと思うんですが、今後どうなるんですかね…
身体が不自由な人が自由を得たときに、いったい何を求めるのか?
もしくは、自由を得た代償に何かに思考を乗っ取られたりするのか?
そのあたりが、今後のポイントになりそうですね
今のところ、お兄様たちと敵対する理由はなさそうに見えます
というか、九島光宣が何にこだわりを見せるのかイマイチよく分からないんですよね
お兄様は分かりやすく『妹』という大切なものがあります
けど、九島光宣が強烈に執着しているものというのが、どうにも分からない
闇落ちするにしても行動の理由が必要になると思います
それが、自分の意思に反するもので誰かに操られた末のものなのか
それとも、動きたくなるような動機付けがされるのか
(もしくは、動機付けされているけど俺が見落としてるだけなのか)
そのあたりも次巻で補足されるでしょうから、楽しみに待ちたいと思います
今回の主役(ヒロイン)は間違いなく水波でした
普段は可愛い万能メイドの立ち位置!
深雪と家事を取り合ったり、甘々な御主人様方のやりとりに表情を無にしたり
そんな女の子らしい面が、今まではどっちかというと描かれてましたが…
その本質は、きちんと守護者(ガーディアン)でした
母の体調不良による入院をきっかけに、深雪に決闘を挑んだ十三束
主人に向かう敵意を見過ごすことなく、また、主人の意向を汲んで決闘に応じた水波
もう、この時点で並々ならぬ忠誠を感じさせますよね
ご主人様に変わって私が…と言いだす戦闘メイドとか最高かよ
もうそれだけで十分に最高なのに
へそちらですよ
十三束君も思わず手を止めて赤面する、お腹のラインを見せてくださいました
スパッツなのが実に惜しい
ブルマは旧世代の遺物(異物?)になってしまってる世界なので仕方ないですが…
水波の体操服は、ぜひ、俺の知る体操服で見たかったです
…失礼、取り乱しました
本題に戻りますね
個人的に好きなシーンを追加で語ると
十三束と戦いながらも「達也さま」だったらという仮想を頭の片隅に描くのが最高でした
水波の思考でも「さすおに」してる! それも、もちろんあります
ただ、それ以上にテンションが上がるところがあるんですよ
それは、どれだけ強かろうと、味方だろうと、全てを仮想敵として対峙したときの対策をきちんと考えていることです
実力が全てとなる、魔法師の戦闘
自分の力以上の者を守護するのは、かなりの難易度になると思います
だからこそ、そういう入念な準備をしていることに、個人的にはグッと来ました
妄想の飛躍になりそうですが…
水波が対策しているのが、お兄様だけではないとしたら?
他のキャラも同じように対策してるのでは? なんてことも考えられます
なにせ、一高の生徒は強敵ぞろいですからね
もしかして、その一人一人の対策をきちんとしているかもしれない…
そう思うと、水波の普段の努力がどれだけすごいかも想像できるんですよね
七草真由美や十文字克人などの十師族は、言うに及ばず
ほのかや雫、レオや幹比古やエリカや美月も対策されているのかもしれない…
そうやって思いを巡らせると、水波の普段の行いや言動の裏で隠れていた部分が見えた気がします
そして、無事に水波の勝利で試合終了
十三束さんは、可哀想だけどむっつりな男子という烙印を押されました、合掌
まあ、そこは十三束ファンたちがなぐさめるだろうからいいとして
十三束母の体調不良から始まるこの話
この決闘を描くための伏線なのかなと思いましたが…
最後まで読んで、自分の思い違いに気付きました
この試合を今回入れた意味は、守護者(ガーディアン)としての水波を深く描いておきたい
それが理由だったとよく分かりました
最後に見せた水波の頑張りを見て、今回はESCAPES編というだけでなくガーディアン編でもあるのだと深く納得しました
複雑な思いが絡まりあって言葉にできない
それでも、護りたいという想いに偽りはない
そんな水波の命懸けの魔法
戦略級魔法を単身で退けたのだから、見事という他ないですね
無敵と呼ばれて恐れられるお兄様の援護として、これまでで一番役に立ったのではないでしょうか
戦線離脱になるかもしれませんが、最後には元気な姿を見せて欲しいものです
物語を全て見終わってからの表紙を見ると、じんわりと来るものがありますね
シリアスなシーンと決意に満ちたまなざしからは、あふれ出る想いを感じさせます
ここから先は戦略級魔法士たちの殺し合いになりそうです
お兄様の反撃に期待しながら次の巻を待ちたいと思います
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