はたらく魔王さま!20巻 あらすじ・感想・ネタバレあり発売日2018/12/7
読者のみなさま、ごきげんよー
同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです
2018/12/26 感想を追記しました
はたらく魔王さま!19巻の発売日2018/9/7からわずかに3か月!
はたらく魔王さま!の最新刊である20巻の発売日が2018/12/7に決定しました!
いやあ、待つ時間が短いというのは本当に嬉しいことだ!
発売日まで、カレンダーにチェックをいれて、指折り待ちたいと思います
魔王と聖剣を持った勇者が並んだ図が、こうなるからなぁ…
共闘という言葉でも足りない、そんな二人の関係がよくあらわされている絵だと思います
こうして並んで立つまでには途方もない時間が必要だった
でも、だからこそ、この並び立つ姿がしっくりくるんでしょうね
はたらく魔王さま!20巻 発売日2018/12/7あらすじ紹介&購入前雑談
魔王、遂に勇者の自宅に行く!? 庶民派ファンタジー、第20巻!
「勇者が魔王の城に攻め込むのは自然なことです! 魔王が勇者の自宅に来るなんてことはあり得ません!!」
アシエスに続き、姉であるアラス・ラムスにも異常が発生。
娘を救うため、頑なに拒否する恵美を説得し、永福町の恵美の自宅に行くことになった魔王だが……。
一方異世界エンテ・イスラでも各国との調整が最終段階となり、いよいよ魔王城が打ち上がるのか──!?
「勇者が魔王の城に攻め込むのは自然なことです! 魔王が勇者の自宅に来るなんてことはあり得ません!!」
言われてみれば…という感覚と、その発想はなかったわ…という気持ちが混在してますね
ああ、たしかに勇者が魔王城に行くはあっても、魔王が勇者のところに来る…は、ほとんどないですね
それは、もう勇者が力がつく前に全て終わらせるパターンですから
(ちょいと浮かぶのはドラクエ4のシンシアイベントぐらいかな?)
ということで、今回は表紙を飾ったとおり、アラス・ラムスのために恵美と真奥が奮闘する流れのようです
まさか、恵美の家までお邪魔するとは…
どんなリアクションになるのか、今から非常に楽しみです
元々は、アラス・ラムスのために一致団結の流れですからね
アシエス、アラス・ラムスともに復調させてぜひとも決戦していただきたいものです
そして、今回の一番のポイントになるのはちーちゃんですね
エンテ・イスラを母とマグロナルドのクルーに伝えたちーちゃんの次の舞台は首脳会談
受験生として引退かと思えば、最前線で戦う決意ですよ
今までにも周囲をやりこめてきたちーちゃんがどんなふうに描かれるのか
そして、個人的に大好きなディン・デム・ウルスばーちゃんとの掛け合いが今から非常に楽しみです
発売を楽しみに待ちたいと思います
はたらく魔王さま!20巻 感想・ネタバレあり
エメラダの余所行き&他人行儀挨拶が最高に素敵だった
すっかり渦中となってしまったマグロナルド幡ヶ谷店
そんな中で一番最初に訪れたのがエメラダというのが、個人的にはすごい好きでした
やっぱりね、裏で暗躍されているおかげで十分に話を連携されてなくても、ちーちゃんの策略に振り回されても、有能さは消えない
その仕事のできる姿が、異世界からの来訪一番乗りにつながったんじゃないかな…と思います
いや、あの曲者ぞろいの中で出し抜かれることなく一番乗りってほんとすごいと思うんですよ
そして、これでもか…というぐらいに礼儀作法をぶんまわしていく姿がまたいい
岩城店長を前に膝をついて、頭を下げるのですからね…
うーん、想像しただけでも全員の視線が釘付け&ドン引きですよね
間違いなく、『これやったら困るだろうな!』というのが分かったうえで「やられたからやりかえす」の精神で嫌がらせしてるだろうなぁ…
そう思うと、なんとも大人げないところがまた素敵
あのバリバリの礼儀作法と持って回った言い方、本当に最高ですよね
「やんごとなき」という言葉が似合いそうな上流階級のお貴族様
やろうと思えば、失礼のないように礼儀を振るうことなど造作もない
きっと、あれこそが、『はたらく』エメラダの姿なんでしょうね
(ああいう技術を身につけなければ生き残れない世界で生きてるのでしょうね)
多かれ少なかれ、人は二面性を持っているところがあると思いますが、エメラダは特に油断しているのとそうでないところの二極化が激しいですからね
(油断というか、心を開いてる姿も、開いて見せているだけかもしれませんが…)
だからこそ、余所行きのあの姿が個人的には大好きでした
勇者と魔王で描かれる家族団らん、まさにはたらく魔王さまでした
今回のメインイベントとして描かれる、 勇者宅へのお泊り
生活ルールについて切々と語られるあたりは、本当にこの作品ならではですよね
たしかに、男女が共に生きるなら、それぐらい細々とした注意が必要かもしれないけれど、あの細かなルールはほんとすごい
なんていうか、華やかな表舞台だけじゃなくて、「共に生きる」ためのルール設定って、ラノベの中でも異色だと思うんですよ
いいとこどりではなく、本当に人が生きていくうえで必要な部分に踏み込んで、人間臭さを出している点が、特に
暮らしや生活感というのが、本当に前面に出ていて、キャラの生活が身近に感じられますよね
そして、もう一つが家族団らん
毎度思うんですが、子供を描くのが本当にうまいと思うんですよね、この作品
アラス・ラムスの言葉にも、行動にも、無理なく年相応の子供の振る舞いが見える
で、だからこそ、家族愛というのがずしんと響くのではないかな…と思います
そして、一年という時を経てなお、変わることのできないアラス・ラムスのために
決意をあらたにする魔王の姿はじんわりときました
そのあとの養育費のために歯を食いしばる魔王と悪魔大元帥の姿にも
やっぱり、ほのぼのしていて、なおかつ笑えるというのが素敵な展開ですよね
サミットにてちーちゃん活躍、そして、世界は動き出す
サブタイトルが「女子高生、世界を動かす」ですからね
本当にレギュラーキャラの中でも一番に化けたのはこの子でしょうね
個人的には、もっともっと紙面が割かれると思っていただけに、もうちょっと活躍部分を多く見たかったなぁ…という感じですね
そのサミット後の余波について描かれるのはもちろんですが、個人的にはサミットで繰り広げられるであろう「舌戦」が楽しみだったので
情報連携が不足していた理由や魔王の選択が世界を左右するといっていたあたりが、イマイチ俺はピンと来なかったところではありますが…
魔王とエミリアを両サイドに従えて…というのもいい流れだとは思いますね
他の誰がやったとしても、『勇者派』や『魔王派』などの派閥的な意味合いになってしまう
だけど、異世界の少女がやれば、完全な中立(というか第三勢力)になる
なんともまあ、全てがちーちゃんのためにお膳立てされた感じにもみえますね
マグロナルドからの卒業という話だったから、本当にどういう扱いになるのだろう…と心配してましたが、完全レギュラーですね、これは
この快進撃的な扱いは今後もなのか? そろそろ他の人たちに場所を譲るのか?
そして、ラスボス戦はそろそろなのか? それともまだまだ消化クエストがあるのか
そのあたりも非常に気になるので、次巻も楽しみに待たせてもらおうと思います
はたらく魔王さま! 別の巻の感想&あわせてお読みください
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