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【俺ガイル】12巻 あらすじ・感想・ネタバレあり 発売日2017/9/20

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
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【俺ガイル】やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12巻 あらすじ・感想・ネタバレあり 発売日2017/9/20

読者のみなさま、ごきげんよー

同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです

【最終更新日 2017/9/22 感想を追記】

待っていた…

俺は、この時をずっと、待っていたんだ!!

まだかな…と思いながら、待ち焦がれる時間すら楽しかったし嬉しかった

でもね、発売が決定したら、もっと嬉しいに決まってるでしょ!!!

 

というわけで、11巻の発売が2015/6/24だったので、約2年ぶりの新刊発売!

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12巻、楽しませていただきました!

いったい、いったい誰が表紙を飾るんだろう…ワクワクしながら待ってましたが…

いやあ、今までと比べるとずいぶんと大人びてますね

可愛いと美しいが入り混じっているこの表紙、まったくもって素晴らしいですね

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12巻 あらすじ紹介&購入前雑談

たとえ、その選択を悔いるとしても

バレンタインデーのイベント、水族館での雪の日を経て、自分たちが踏み出すべき一歩を定める八幡たち。

そんな奉仕部に、ある大きな依頼が持ち込まれる。

その依頼に対して、今までとは違ったやり方で取り組むのは、三人にとっては自然な流れのはずだった。

それが、自分たちの求めていることなら――。

たとえ、その選択を悔いるとしても。

時間の流れがいつか自分たちを大人にするのかもしれない、出会いと別れを繰り返して

人は成長するのかもしれない。

でも、いつだって目の前には「今」しかなくて――。

雪乃、結衣、八幡。

それぞれの想いを胸に抱えながら、各々が選択する「答え」とは。
新たなる青春群像小説、物語は最終章へ。シリーズ12巻。

あらすじからして、もう、鳥肌ものにゾクゾクしますね

後悔すると分かっていても、その選択をしてしまう

後でどれほどに苦い後悔が待っていたとしても、選んでしまう

そのどうしようもない衝動こそが、青春であり若さなんでしょうね

年老いれば、後悔すると分かっていれば「やらない、選択しない」というのもありえますから

俺ガイルは、どのキャラも好きだから、どのキャラも幸せでいてほしい

衝突や摩擦で、傷つかないでほしい

でも、それだけじゃないんですよね

今までとは違う自分になるためには、色々ある

たしかに、それが成長であって、そんな瞬間が青春なんだろうな…と

なんだか、あらすじを読んでいるだけでポエミーな気分になってきますね

いやあ、今までも時折熱い展開を見せてくれましたが、今回も青春させてくれそうです

もう学生には二度と戻れないおっさんも、楽しみにみさせてもらおうと思います

最終章…ではあるけど、最終巻…ではないんだよね? と

そんなことだけ心配しながら、発売日を待とうと思います

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12巻 感想・ネタバレあり

始まりは過去の回想から

11巻の発売が2015/6/24だから、およそ二年ぶりです

ずいぶんと間を空けていたんで、すんなり物語を読み始められるか心配でした

11巻、いや、思い出すためなら、もっと前から読むべきかな

そんな覚悟というか、心配もしていました

でもね、そんな余計なお世話は、いらなかったです

読み始めて数分、驚くほどすんなりと、世界に入り込めました

経過した時間やブランクなんて、まったく関係ない

久しぶりの再開を感じさせないほどに、この作品は変わっていませんでした

ページをめくるたびに、キャラの声が聞こえ、表情が分かり、服のしわまで想像でき、色鮮やかに背景が浮かび上がる

世界に入り込んでいく自分というのが、こんなにも体感できるとは思いませんでした

そして、優しく丁寧な回想が良かった

昔を懐かしむように、慈しむように、次々と八幡、雪乃、結衣の間であがる思出話

ああ、こんな話もあったなあ

小説でいうと何巻の頃か、懐かしい

そんな風に心の中を思い返しながらキャラたちの語らいを聞くのは、アルバムのページをめくるような楽しさがありました

小町可愛いよ小町、妹の成長を感じさせる時間でした

今回は、今までと比べても小町成分多めな回だったと思います

受験の前、受験の合格発表と八幡とのイベントが目白押し、うん、どれも可愛い

個人的に一番印象に残ったのは、挿絵にもなった、受験後の三つ指ついて八幡にお礼を言うシーンですね

 

普段から、八幡とは冗談のかけあいがほとんどで、真面目に話すことなんてほとんどない家族という間柄

それでも、きちんと改まってお礼を言わずにはいられなかった小町の感謝の気持ち

受験という重荷から解放されたときに、改めて兄である八幡には伝えたかったのだろうな…と思うと、その健気さが本当に素敵ですよね

 

そして、こういう成長イベントこそ、いつも身近にいる妹ならではの良さですよね

毎日のように顔をあわせることがある兄妹

それでも、こうした何かのきっかけで、妹は着実に成長し、大人びていく

これまでとは一味違う、それでも、きちんと自分を兄として慕ってくれる妹

決定的には変わらない、だけど、今までとはちょっと違う関係

それを、こんなにも丁寧に描いてあるのがいいですね

 

あざと可愛いに定評がある小町、これからも高ポイントを叩きだし続けてほしいですね

個人的には八幡よりも嫁と仲良くなってみせるような芸当をしてくれそうなので、そのあたりも楽しみです

実際、受験に合格したら、雪ノ下にも由比ヶ浜にも泣きながら報告してるしね

義姉さん対策もばっちりしてくれそうなのが、ほんと楽しみです

一色いろはの強さよ! ばっちりヒロインしてました

毎回、見るたびにいろはの、あざと可愛いところには感心というか、感動させられます

今回も、妹扱いされて喜ぶ女の子なんていません…なんて話は良かったです

でもね、個人的に一番の押しポイントは、その後ですよ

「ちょっと別の話をしていたらそっちに意識が…」

こういう計算高い女の子が、実は計算を忘れてしまうほどに夢中になっちゃうって、本当に可愛くないですか?

八幡に『別カテゴリー』に振り分けられているのがどれだけ嫌なのか力説しているうちに、本来の用件を忘れてしまう

それぐらいに本気で熱く語ってたんだろうな…と思うと、もう、それだけで幸せじゃないですか

いやあ、本当にこの子は女子力が高い…スカウター使ったら壊れそうなぐらいです

そして、もう一つ、スカウターをぶっこわしてくれる案件が…

最後に「ごめんなさい」で占める、いろはすの必殺技的なお断り芸

これが、巻を増すごとに徐々に八幡への好感度があがっている…

なんて考察を読んでから、今回のを読んでみると、なるほどな…と納得してしまいます

もうね、一番最初に見た頃からは、すっかり態度が変わってますね

うん、あのお断り芸が、押しに転じるまであと少しだと思うんだ

ボイスを脳内再生しながら楽しみましたよ、あれは本当にいいものだ

三角関係で共依存で…由比ヶ浜には幸せになってほしい、三人の行く末はどうなるのか?

『その選択をきっと悔やむと知っていても…』

これは、誰に関わる言葉なのだろう…と、あらすじで読んだときから、ずっと、気になっていました

今までの流れから、八幡の選択なのかな…とも思ってました

でも、今回の話のラストまで読んで、ようやく、その言葉が指し示す人が分かりました

まさか、恋心に迷う由比ヶ浜だったとは…

 

プロムの準備まで平和だっただけに、最後の展開は本当に衝撃でしたよ

由比ヶ浜の涙と健気な態度は、胸に来ますね

この涙は安心したからだといい、大丈夫だからと強がり、心配しないでと告げて、八幡を送り出す

その後にあるinterludeがまた、悲しさを加速させますね

interludeは幕間という意味です

なのに、幕間にこそ、本当に大切にすべき彼女の心が描かれている

…むしろ、幕間だからこそ吐露できるという事情もあるのかもしれませんが…ね

伝えることができなくても、それでも想いは、たしかに存在する

自分では扱うことに戸惑ってしまうような思いでも、胸の中でぬくもりとして存在する

その想いの行き場が、救いが、どうかあってほしいなと切に願います

今回もとても素敵な話でした

次回を楽しみに待ちたいと思います

 

【2017/9/27 追記】

キャラを愛するコメントならどれだけ書いてもらってもOKですが、キャラをけなしたりおとしめるコメントは、非公開とさせていただきます

今回は、そのコメントを対応するにあたり、『あのコメントをどうにかしてください』的な発言もあわせて非表示にさせていただきましたのでご了承ください

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待ちわびたような、あっという間だったような不思議な感覚ですね

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コメント

  1. しょーゆ より:

    あとがきがないのは、作者の精いっぱいの抵抗だったのでは。
    12巻で終わると思っていたので。

  2. blackgamer より:

    しょーゆさん
    コメントありがとうございます
    なるほど、後書きがないこと自体がメッセージという捉え方もありますね
    こんなところで伝説の問題文、『作者の気持ちを考えろ』が楽しめるとは…

  3. madi より:

    madi
    雪乃の死亡フラグ(生徒会長の拒否とか体力のなさとか自宅への復帰とか)をちょっと考えていたのですが『タッチ』のときも編集部の抵抗があったようだし、そのへんのことも想像してしまいました。

  4. blackgamer より:

    madiさん
    反応遅くなってすみません、見落としておりました
    死亡フラグとは穏やかじゃない感じですね
    でも、病気や不慮の事故なども作者の描く物語としてはありえますからね
    どう紡がれていくのか、楽しみに待たせてもらおうと思います

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