ラノベ見聞録

同人ゲーム「DAGGER 戦場の最前点」のシナリオ担当BLACKGAMERのラノベ感想ブログ。ご依頼・ご連絡はblackgamer00@gmail.comまでお願いします。


Zガンダム最終回!カミーユとシロッコのセリフからシナリオ考察

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機動戦士Zガンダム、最終回のカミーユとシロッコの台詞からシナリオを考察

読者のみなさま、ごきげんよー

同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです

 

2019/02/10 記事を全体的に追記しました

機動戦士Zガンダム メモリアルボックス Part.II (特装限定版) [Blu-ray]

ガンダムシリーズの中でも、個人的にお気に入りな機動戦士Zガンダム

その最終回、特にカミーユとシロッコの台詞や行動についての考察になります

 

ラストで、カミーユとシロッコはどんな言葉を交わしたのか

そのあとにつぶやかれた、ファを凍り付かせたカミーユの言葉の真の意味とは?

そのあたりの物語の裏にどんな意味があったのか、それを考えていきたいと思います

 

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Zガンダムのエンドは二種類ある(TV版、劇場版)

そもそもの話なんですが、俺はガンダムにハマるのが遅かったんです

だから、Zガンダムも最初は名前を知ってたけど見たことありませんでした

 

ガンダムの本編を見始めたのは、ゲームがきっかけでしたので!

www.black-gamer.com

EXVSシリーズという名前で、いろんな作品の機体を使えるこのゲーム

これをやるうちに、あーもっと格好いい機体が見たい…と思うようになりました

そこからだんだんとアニメを見るようになっていたんですね

 

で、そんな俺がZガンダムをアニメで見た最大の理由!

それは、Zガンダムの劇場版をレンタルして友人と一緒に見たときの友人の言葉が忘れられなかったからです


「エンドが違いすぎるよ、これじゃZZにつながらない」


劇場版でエンド改変がある → それほどに問題のあるエンディングだった?

 

そう考えると、その衝撃の最終回が気になってしまうんですよね

何がどう変更されたのかが見たくなりました

これが、俺がZガンダムを見始めるきっかけです

 

で、実際にアニメを第一話から見てみることに!

 

いやあ、予想以上にすごいな、これ

だって、みんな、キャラが立ってるうえにキレッキレなんだもの(誉め言葉)

最初の1話のボリューム過多っぷりに見事に惚れこみました

 

  • カミーユの行動力パネェなぁ、「一方的に殴られる痛さと恐さ」は名言だな
  • ジェリド頑張ってるなぁ、汚名挽回の元ネタはこれか…
  • ロザミアって劇場版でいなかったなぁ
  • シロッコ格好いいなぁ、アニメ二期のOPのシーンは惚れるわ
  • ハマーン様可愛いなぁ、気高い上にちょっとヤンデレなところがまたいい
  • これがカツ死ねという弾幕の源か…これは納得かな
  • サラ可愛いな、水谷さんはいい声してらっしゃる

 

もうね、語りつくせない

それぐらいに名言&名場面の宝庫でした

いやあ、引き込まれますね、なんて、いろいろ思いながら、見ていくこと数十話

 

全ての決着が着くということで、あんまりにも人が死にすぎる衝撃展開に驚きながら見てました

ニュータイプ劇場と呼ばれる名場面で、テンションは最高潮に!

 

「ここからいなくなれー!」

スイカバーとして名高い(?)、Zガンダムの変形での一撃がシロッコに突き刺さる

MS戦のはずなのに、パイロットまで突き刺さるあたりがえげつないですよね

そして、シロッコが放つ光が、Zガンダムを包み込みました

 

そこから… 

「あ…大きな星がついたり消えたりしている…。あはは。あぁ、大きい!彗星かな? いや違う、違うな。彗星はもっとこう、バーッて動くもんな!」

??? カミーユの発言が理解できませんでした

カミーユは、何を言ってるんだろう?

 

カミーユが、苦しさのあまり絶叫を上げるとか、発狂するとか、そういう演出を予想してました

なので、あんまりにあっさりしたカミーユのきょとんとした反応に置いていかれました

あれ? おかしいな、カミーユは全然苦しんでない気がする


なんで? どうして?


ファさんの悲痛な訴えを聞いて、深刻な状態なのは分かる

けれども、イマイチ、その状況に俺の理解がついていけていない

 

いや、だって、カミーユは、五体満足じゃない

怪我もなさそうなのに、何がそんなに深刻なの?

 

なんて考えてるうちに、宇宙を漂う百式の絵が出て終わりとのこと

え、あれ、これで終わりなの? ちょっと待ってくれ

 

名シーンで名高い(らしい)Zガンダムのラスト、こんな状態で終わりにはできない


これは、きっと、あれだ

俺が馬鹿すぎて理解できてないだけだ

問題なのは、作品じゃなくて、理解力が足りてない俺なんだ

 

Q.分からなかったらどうするか?

A.そんなもの、ググるに決まっているだろう

というわけで、アニメも見終わったしということでwikiを読んできました

 

wikiはネタバレの宝庫(下手すると他作品のネタバレも混ざっている)という場所です

なので、基本的に俺は調べものをするか、作品を見終わったときにしかいきません

でも、全部見たし大丈夫だよね! というわけで、wikiを覗いてきました

 

カミーユ・ビダン - Wikipedia

しっかりと、wikiには答えが書いてありましたよ

「あ…大きな星がついたり消えたりしている…。あはは。あぁ、大きい! 彗星かな? いや違う、違うな。彗星はもっとこう、バーッて動くもんな!」

カミーユの意味深な台詞のポイントは

「これは、何を見ながら言っているのか?」という点でした

 

そうですよね

幻覚を見ているのでなければ、カミーユは外の世界に対するリアクションを取っているんです

 

以下、wikiより転載

ファ・ユイリィの呼びかけも聞こえず、モビルスーツの爆発を宇宙空間の星々と見間違えて無邪気に喜ぶその姿は常軌を逸していた

そう、カミーユがいるのは、戦場です

では、カミーユの言葉にある大きな星(もしくは、そう見える光源)というのは?

大破して爆発、爆散していく、戦艦やモビルスーツたちになります

敵かもしれない、味方かもしれない

でも、そこにあるのは、間違いなく、人の命が散る瞬間です

 

それに対して、子供のように驚き、はしゃぎ、無邪気に笑うカミーユ

 

「命は…命は力なんだ!命は…この空を支えているものなんだ!
それを…それを…! こうも簡単に失っていくのは、それは…それは酷いことなんだよ!」

大切な人を失うことをあれだけ忌避し、亡くなることを嘆いていたカミーユ

でも、そんなことを感じ取ることができなくなってしまったのです

何が大事なものなのかも、分からなくなってしまった

 

そうして紐解いてみて、あの言葉の深さを理解したときに、鳥肌が立ちました

 

カミーユが無邪気につぶやいたあの一言

それだけで、カミーユに何が起こったのか、どういう精神状態であるのか

その全て表現してしまっているのです

 

カミーユの劇的な変化を機動戦士Zガンダムという作品は、ぎゅっと濃縮してあのセリフに入れてしまったんですよね

 

いちいち懇切丁寧に一から説明するわけじゃない

むしろ、必要最低限のレベルしか出していないと思います

 

じゃあ、不親切なのか?

いや、それは、とんでもない話ですよね!

 

あれを元にして、きっと、過去のガンダム好きな人たちは会話をしたんじゃないかな

喫茶店で、電話で、その衝撃な展開の解釈をお互いに語り合ったのだと思います

 

 

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パプテマス・シロッコの「心を一緒に連れて行く」というセリフの深さ

機動戦士Zガンダム パプテマス・シロッコ 2-36-413 ウエハースカード

敵役として見事にその存在感を見せてくれたシロッコ様

ジェリドさんのポジションを見事に奪っていきましたが…

敵キャラとしての貫禄(かんろく)は、本当に見事だったと思います

 

そんな、シロッコさんの最後のセリフ

「貴様の心も一緒に連れて行く」

これ、本当に不思議な言い回しですよね

 

普通、道連れにするなら命であって、刺し違えるのがほとんどでしょう

ジOの大爆発によってZガンダム大破

カミーユは帰らぬ人になって、みんなで黙祷

 

これぐらいなら、誰にでもすぐに思いつくでしょうし、なにより分かりやすい

だけど、シロッコが連れていったのは、カミーユ・ビダンの命ではなく、心です

 

心を連れていくとは、どういうことなのか?

記憶なら、まだ分かりやすいです

 

だって、記憶ならば取り戻すことができるかもしれない

それに、例え失っても、記憶をそこから作り上げることもできるから


でもね、カミーユには、それすら許されなくなりました

 

考えたり、会話をすることはできるかもしれない

でも、自分が異常だということに気づくことができないのですよ

 

周囲からすれば異常だと分かる状態で、自分だけが、それに気づけない

治療方法が見つからない限り、これからの生涯、死ぬまでの間、ずっと

 

その人生に想像をめぐらせるだけでも、絶望なんて言葉を軽く超えます

 

命があるというのは、なんなのだろう

死んでいないというのは、なんなのだろう

ただ、言葉を発することができれば、肉体を動かすことができればいい?

それは、本当に生きているということになるのか?

 

その答えが否であるということを、

下手をしたら、植物状態よりもえげつないかもしれませんね

何よりも、これは、周りで支えるものの心を壊す所業だと思います

 

連れ去られたカミーユの心

それは、二度と戻らないものなのだと思います

 

はい、こうしてじっくり味わってみましたが…

初見で分からないからってそのままにしなくてよかったという気持ちでいっぱいです

理解力不足なんだなーと反省するとともに、奥深さを味わえてよかったと思います

 

しかし、wikipediaには、愛があふれてますね

他のガンダム含めて見終わってネタバレの心配がなくなったら、また見てみたいと思います

 

何気なく見終わったアニメにも考察部分を見ると新たな発見がある

これもアニメの楽しみ方の一つだと思います

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おまけ:カミーユ・ビダンの名場面&名台詞集の動画

www.nicovideo.jp

カミーユの名場面&名台詞の超抜粋版です!

愛が死ぬほど溢れた編集ですので、たっぷりと堪能してきました

 

「一方的に殴られる、痛さと恐さを教えてやろうか!」

この台詞の印象の強さもすごいですよね

繊細で、だからこそキレやすいカミーユが相手を過剰に攻撃性を見せるシーン

あれで一気に引き込まれました

 

今回の記事で話題にあげたのは、16:00~最後までの部分になります

 

あわせてお読みください

www.black-gamer.com

ガンダムに触れるきっかけって、いろいろありますよね

俺はゲームで気になったところからアニメを見始めました

台詞の掛け合いの意味が分かると、ゲームもより楽しめますね

  

www.black-gamer.com

 「ララァ・スンは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ」

その台詞の裏側を垣間見れた映画でした

昔から知っているキャラの過去を知れるというのが楽しかったです

 

www.black-gamer.com

「坊やだからさ」という言葉に込められた、ガルマ・ザビとの関係

どのようにして二人の関係は構築されていたのか?

お坊ちゃんと呼ばれるに相応しいガルマのキャラが最高でした

 

www.black-gamer.com

「ララァは賢いな」のララァさんとの邂逅

初代の中でも最重要ポジションにいて、後の世でも語り継がれる女性

そのララァとシャアの出会いは、運命の始まりを感じさせてくれました