魔法科高校の劣等生 5巻あらすじ・感想・ネタバレあり発売日2012/4/10

今度の『魔法科』は特別編。ウェブ未公開の最新書きおろし短編を収録。

魔法科高校生徒たちの意外なエピソードが紐解かれる。

『夏の休日』―雫の別荘に遊びに来た、達也とその友人たち。

豪華なリゾート地でバカンスを堪能する中、達也に恋心を抱くほのかが気合いの一大決心を!?

『友情と信頼とロリコン疑惑』―十師族・一条家の次期当主、一条将輝。

彼の友人である吉祥寺と共に過ごすプライベートとは…?

『メモリーズ・オブ・ザ・サマー』―達也と深雪が町にショッピングへと繰り出した。

深雪は、デートのようなシチュエーションに心躍らせていたが…。

『会長選挙と女王さま』―三年生である真由美が、もうすぐ生徒会会長を引退するという。その後継者に、とある人物を名指しするが…。

魔法科高校の劣等生 5巻感想・ネタバレあり

『夏の休日』でみんなの肉体美を楽しもう！　一番注目されるのはお兄様だ！

はい、カラー挿絵がとても見事でした

こうしてみると、やっぱり、水着というのは個性がでますよね

着飾る本人が誰に見せたいか

どんな風に思われたいのか

露出はどこまでが許容範囲なのか

自分には似合っているのか

そんなたくさんのことを更衣室で試着しながら、全員がお兄様を意識して着飾ったのだとしたら、これほどに熱くなる展開はないと思いますね

そして、全員の水着をたっぷりと堪能したあとは、お兄様のターンですよ

鍛え上げられた身体、そして、幾多に残る訓練の証である傷痕

魔法による治癒や医療技術を考えれば、ある程度は緩和できそうな気もしますが…

むしろ、それを超えるほどに過酷な訓練を毎日のように積んでいらっしゃるんでしょう、さすがはお兄様です

そして、驚いたことへの謝罪も含めて、女性陣たちからの理解の言葉

分かっていてもね、こういう展開大好きなんですよ、いいぞもっとやれ

そして、ここから始まる、ほのかによる宣戦布告の告白

二番手、三番手でもいいから、幸せな結末を迎えるようになってほしいものです

『優等生の課外授業』で描かれた森崎さんの華麗なる一日

初代かませ犬！と一部では大変愛されている森崎さん

魔法科高校の劣等生 4巻九校戦編〈下〉ではお兄様に見せ場を譲る形で退場となり、かませ犬の場も一条さんに盗られてしまう

ここ最近は、いいところがほとんどなかった森崎さんでした

でもね、そんな森崎さんにもね、スポットライトがあたったんですよ

いや、良かった、本当に良かった

そう心から思います

基本的に、この作品のキャラ構成はいかに『お兄様をあげられるか』にポイントを置かれた配置になっています

なので、お兄様があがる限りは使用され、一定の高さを超えたらその人気を終了するものだと思ってます

そろそろ、ジャンプ台としては高さが足りないしバネもへたってきたな、買い替えるか

そんな無慈悲な声が俺の脳内では流れてきていたので、このスポットは本当に良かったと思います

挿絵も二枚という大盤振る舞い、しかも、どっちも素敵な雄姿ですよ

いや、本当によかったね、森崎君

お兄様の幻影は、いつでもあなたの周りにいると思う

でも、お兄様がいなければ、あなただって優秀なんだ

だから、くじけずに生きて欲しいと思います

『アメリア・イン・ワンダーランド』で出来た十三束とエイミィの新たなつながり

九校戦でいきなりメンバーが増えたので、そのフォローもかねてというのがこの巻の趣旨でしたが…

お兄様のいないところでの同級生の人間関係というのも面白いですね

お兄様の噂話とかしてくれたらもっと面白いんですけどね

個人的に、みんながお兄様をどう思ってるのかとか、超気になります

というわけで、今回は遊園地から発生するトラブルに巻き込まれる二人

こうしてみると、高校生と思えないほどに荒事への熟練度が積まれていますね

何かがあったときにも平然と対処してしまう学生たち

まさに、大人顔負けの解決力と対応力を発揮してくれる子供たち

これこそが、異能力系の学園モノの真骨頂ですよね

大人というにはまだ足りないかもしれないけれど、子供だと言われるほどに無力ではない

そんな隙間の時間にしか見られないこういう事件がけっこう好きです

『友情と信頼とロリコン疑惑』で描かれた吉祥寺真紅郎と一条の関係

俺のパソコンでは、吉祥寺新苦労と変換されました

うん、だいたいあってる、というか合いすぎたのでネタにさせていただいたレベル

一条のカリスマに惹かれるように親友へ

そして、一条家とは家族ぐるみで仲良くしているというわけですが…

これで、嫁ぎ先は決まったね、色んな意味で

そう思えるような今回のお話でした

うん、あれは間違いなく、十師族である一条からロックオンされていると思っていい状態でしょう

高校生の彼氏が小学生とはね、いろいろ他の作品を思い出してしまうな

でもね、小学生は最高だぜ！　と言っておけば大丈夫だよ、うん

そんな周囲の視線や、敵対するお兄様に打ちのめされる日々を味わいながらも、ぜひ今後とも頑張っていただきたい

技術や知識系で上位という扱いですが、つまりはお兄様の得意分野における体力測定器ですからね

上位互換が出ないように心から祈ってますよ

『メモリーズ・オブ・ザ・サマー』では日常のお兄様と深雪さんが描かれました

ええ、これは日常です、茶飯事です

だからね、銀行強盗が出てきてそれを撃退なんていうのもね、朝飯前なのですよ

いやいや、優雅すぎるだろお兄様

どんな事件が来ても動じないっていうのは分かってますけどね

お兄様の事件耐性がありすぎるよ、本当に

そして、この兄妹は本当にそこら辺のカップルよりも、よっぽど幸せなカップルをしていると思います

何がいいって、お兄様に照れやためらいがないこと、紳士であること

だからこそ、二人の姿が絵になるんですよね

経験不足だとか、どうしようと言ったときの戸惑いみたいな、そういうものがない

だからこそ、こうして二人で買い物にいったり食事をしたりしてる姿に不快感がわかないのだろうなぁ…と思います

そして、幸せな顔を見るのが好きな俺にとっては、本当にいい回でした

『会長選挙と女王さま』により七草先輩が引退されました

いやあ、学園モノで時が経てば上級生の立場も変わる

分かっていたことですが、寂しい物ですね

特に、『部長』とか『会長』とか役職で呼ばれていた人たちの任期が終わるのは、なんとも寂しい

ああ、どんな場所でも時間は流れていってしまうんだなぁ…

そんな実感をしてしまうからなのかもしれません

今回は、七草会長の引退に伴う選挙でした

まあ、ちゃっかりとお兄様と深雪さんにも票が入ってるのはご愛嬌

個人的には、ちょっとずつ自覚をし始めた七草先輩が可愛らしかったですね

乙女が悩むのはね、お風呂場と相場が決まっているのです

お風呂で湯船につかってね、あれこれと考えるのです

なぜって？　みんな嬉しいからだよ！　間違いない

こういう心境の変化やちょっと違ったことを考える回って、節目になりやすいから好きなんですよね

時が流れて、季節が変わって、その時に変わるのは立場だけじゃない

会長でなくなった七草先輩のこれからが楽しみです

魔法科高校の劣等生　別の巻の感想＆あわせてお読みください

-違う巻の感想が読みたい方-

前の巻：魔法科高校の劣等生 4巻感想

次の巻：準備中

まとめ：魔法科高校の劣等生感想まとめ

【妹が可愛いおすすめラノベ】

www.black-gamer.com

【ラノベの画集のおすすめ】

www.black-gamer.com

【他の作品の感想へ】