りゅうおうのおしごと!13巻 発売日2020/8/7ネタバレ感想・あらすじ
読者のみなさま、ごきげんよー
同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです
りゅうおうのおしごと!12巻の発売日2020/2/14からだいたい半年!
りゅうおうのおしごと!13巻の発売日は2020/8/7です
今回は、過去のドラマCDの内容などを交えた長編の間に短編が挟まる回!
つまり、わりとシリアスだったり熱量が多い長編に比べると箸休めな感じの日常回!
りゅうおうのおしごと!って作品はともかく熱量がすごいですからね
緩急を楽しむという意味で、日常回があるのは嬉しいですね
(シリアスな中に混ざるよりは別物として楽しめるのが嬉しい派です)
そして、今回の主役は「雛鶴あい」です
ええ、姉弟子でもなければ主人公である九頭竜八一でもありません
今までにターンが回ってこなかったあの子が、ようやくですよ…
あらすじでも描かれているとおり、今回は飛び方を覚える雛鳥の…少女たちの物語でした
りゅうおうのおしごと! 13巻あらすじ紹介と雑談
りゅうおうのおしごと! 13巻あらすじ
三段リーグ最終日の翌日。
『史上初・女性プロ棋士誕生!』の報に日本全土が沸き立つ中、雛鶴あいは
関西国際空港を訪れていた。
親友の水越澪が海外へ旅立つのを見送るために……沈みがちになる気持ちを隠して明るく振る舞うあい。
意外な人物との再会をきっかけに、事態は思わぬ方向へと動き出す。
「最後に一つだけお願いがあるんだ」
同じ頃、あいの師匠である八一は東京の病院にいた。
満身創痍で眠り続けている銀子の傍らに……。
あい、澪、綾乃、シャル、そして天衣。
五人の少女が集う最後の一日を描いた、約束の13巻!!
飛び方を覚えた雛鳥は今、大空へと羽ばたく――
JS研のメンバーの集合イラストの中では、このイラストが一番好き
- 仲のよさ
- お互いの距離感&相性
- ポーズや表情による性格
その全部がこの一枚に濃縮されていると思うんですよね…本当に最高
で、そんな最高なメンバーにもお別れのときが来てしまいました
親友の水越澪が海外へ旅立つ
はい、水越澪さんが海外に行くためにJS研を卒業ですよ…
アニメはもちろん、ドラマCDでも常連参加だったキャラがいなくなるとはね…
俺は作中でキャラがいなくなるのは死にも等しいものだと思います
(死ぬ=一生出てこなくなるという究極の別離だと思っているので)
なので、この展開は思い切ったなぁ…と思ってみてました
分かれの予兆は、たしかにありました
だけど、作品の中ではいなくならない(最終回のときにもうすぐ旅立ちだね…的な感じ)かなーと思ってたんですよ
集合イラストでもあるとおり、JS研はずっと一緒の仲良し組だと思ってましたからね
今回は別離がテーマになりそうですね
りゅうおうのおしごと! 13巻感想・ネタバレあり
JSの夏ってもうタイトルからしてすごいですね
りゅうおうのおしごと! 4巻付属のドラマCDから来たこの作品
うん、なんていうか回想にぴったりですね
そうか、もう発売したのが今から4年前なのか、そうか、そうですか…
(時の流れっていうのは時として残酷ですね)
あー、そうだった、こんな感じだった…と懐かしい気持ちで見てました
だいたいのキャラはお変わりないんですけどね
個人的には天衣の反応や距離感が時代を見るうえでのポイントな気がします
そして、この頃からあざとい代表といえばこの人
シャルちゃんに敵うものなどいはしない…というぐらいのぶっちぎり要員
(個人的には周りを怒らせてオチにするための要員でもあると思ってます)
いやあ、すごいね、幼女ならではの可愛さをこの子には詰め込みました…感がすごい
そして、イラストもめちゃめちゃ気合入ってますね
カラー小学生少女たちのイラストの水着もいいです
とくに写真撮影(というか八一?)からちょっと距離を取ろうとして恥じらう天衣お嬢様が最高にいい
それもあるのですが…やっぱり一番びっくりしたのはね
「たくしあげ」ですよ
ええ、68ページにあったあのイラストですよ、本当にすごい
まさかね、たくしあげでおなかを見せる展開とはね、思いませんでしたよ
(いやあ、セリフも含めて破壊力がすごいですわ)
もう一つこの作品で取り上げるところといえば、個人的には桂香さんです
ええ、そうですよ、イラストでは理想かつ巨乳のお姉さんですよ
そんなお姉さんに「酔っぱらったら何をさせてもいい」という風潮ができたのも、このあたりからじゃないかなと思います
「何をしてもいい」ではなく「何をさせてもいい」ですからね、念のため
そんな桂香さんが「ロリコン☆リトマス試験」なるものを考案して全員に告白させる流れ…
いやあ、もうなんでもありですな、いいぞもっとやれ!!
そして…やればやるほどにはっきりとなるキャラの戦闘力の差よ
もうね、見てるだけではっきり分かる、圧倒的に火力が違いすぎる
- 八一に対しての火力
- 読者に対しての火力
この二つに焦点を当てても威力の違いをまざまざと見せつけられる
天衣お嬢様と姉弟子はさすがの一言(読者向け火力
桂香さんは横やりが入らなかったときの流れが見たかった(八一向け火力
そして、こういう見ていてニヤニヤできるシチュエーションは大好きなのでありがたい回でした
黒猫のお見送り、夜叉神天衣お嬢様の扱いは一味違ったわ
みんな仲良しJS研の中でも異彩を放つのはやっぱりこの子
天衣お嬢様はみんなと一緒ではなく個別のお見送りになりました
この子の良さはあげていけばキリがないぐらいにあるのだけど…
個人的には「成長の限界を感じさせないうえで、できあがっている」ところだと思ってます
わたしは成長途中です、未熟です、みたいな雰囲気がまったくないんですよね
現時点での最高のパフォーマンスを見せてくれる
そのうえで、さらにうえに成長もしてくれるというような…
本当に小学生かよ…と思わせるこの大人な雰囲気がよかったです
それが今回のひと夏を超えてさらに磨きをかけるきっかけになったのかもしれない
そう思うとまたいいですね
あの子の成長に八一が絡んでいるという事実がまた面白い
今回は、先達としていろいろなことを教えている姿がよかったです
そして、何よりもよかったのは再開の約束
最高の舞台で踊るという約束は、互いにとって大切なものとなると思います
あいと天衣の二人が最後に将棋を指していった…というのも大きな意味になるのでしょうね
もう一度の再開が待ち遠しくなるからこそ、分かれも輝くのではないかと思います
辛く苦しい敗北から立ち上がるのか、雛鶴あいは試練の日でした
友人との別れというだけでも辛かったり寂しかったりするだろうに…
その中で始まった、親友との別れの将棋
ジャイアントキリングや番狂わせといったものが好きな俺にとっては…
今回の雛鶴あいVS水越澪の戦いは最高によかったです
勝負事である限り、強い者に挑む場面は必ず発生する
じゃあ、そのときに…
- どんな準備が必要なのか
- いつ仕掛ければいいのか
それを考えて考えて考え抜いて、その計画を実行に移す
その一連の考え抜かれた流れは、将棋の前から将棋が始まっているようで
こう来たらこう返すという考えがたくさんに飛び交っているようで…
見ていてとても面白かったです
そして、面白いのは番狂わせをするほう
では、番狂わせをされたほうがどうなのか…?という風になりますけどね
今回はまた、それが良かったんですよね
研究の成果として準備された手紙の数々
それは、相手が本気で自分を見て観察して考えてくれた結果
その一つ一つを拾い上げて読みながら、自分の力に変えていく
その一連の流れが、とても好きでした
強い相手を倒すための研究というのがお互いの力を増すためのきっかけいになる
その互いに絡み合うところこそ、作品としての深みだと思いました
今回も楽しませていただきました
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