りゅうおうのおしごと! 3巻 あらすじ・感想・ネタバレあり 発売日2016/5/13

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読者のみなさま、ごきげんよー

同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです

 

三巻の表紙、姉弟子と幼い頃の桂香さんとか、もう最高すぎる

で、表紙だけでも最高なこのイラストね

表紙をめくるとタイトルとかロゴがない状態であるんですけどね…

そこにはね、最高の表情差分があるんですよ!

 

このイラストだけでも魅力十全なのにね

キャラの魅力を全開にしたイラストがあるんですよ

 

だから、ぜひとも購入した人は表紙と中表紙を見比べてほしい

そして、姉弟子と桂香さんの最高の魅力を楽しんでほしいです

 

りゅうおうのおしごと! 3巻 あらすじ

「あいも師匠と一緒に『おーるらうんだー』めざしますっ!!」

 

宿敵《両刀使い》に三度敗れた八一は、更なる進化を目指して

《捌きの巨匠》に教えを乞う。

 

一方、八一の憧れの女性・桂香は、研修会で降級の危機にあった。

急激に成長するあいと、停滞する自分を比べ焦燥に駆られる桂香。

 

「私とあいちゃんの、何が違うの?」

 

だが、あいも自分が勝つことで大切な人を傷つけてしまうと知り、勝利することに怯え始めていた。そして、桂香の将棋人生が懸かった大事な一戦で、二人は激突する――!

 

中飛車のように正面からまっすぐぶつかり合う人々の姿を描く関西

熱血将棋ラノベ、感動の第三巻!!

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りゅうおうのおしごと! 3巻 感想・ネタバレあり

しらび先生イラストの破壊力よ…桃源郷&生石飛鳥ちゃんが最高すぎる

カラーイラストの見開きに魂を持って行かれるかと思いましたよ

いやいやいや、ヒロイン揃い踏みでお風呂とか、最高すぎるでしょ

 

  • 泡塗れでも分かるプロポーションの良さを誇る桂香さん
  • バスタオル着用で髪型もいつもと違うあい
  • 桂香さんのスタイルを見て嫉妬心に燃える姉弟子

いやもう、三人とも可愛すぎですよ、ほんと

なかでもね、『……』と無言な姉弟子の心情が一番伝わってくるの

その表情がもう素晴らしい

このスタイルに八一が見とれてたら、そりゃあ悔しいですよね

 

25ページから始まってる本編からもいろいろ気にしてるご様子ですし…

悩殺したいのに悩殺できないと悩むヒロインとか最高じゃないですか

俺は大好きですよ

 

そして…もう一人、素敵な子が登場しました 

地味子好きな俺には、刺さり過ぎますよ、生石飛鳥ちゃんが…

 

もう、91ページにあるキャラ紹介に目が釘付けでした

いやいやいや、可愛すぎるだろう…これは

 

目元を隠すように伸ばした髪、照れたように染まる頬

そして、自分の名前をこれでもかと表現してくれる胸元…

もう最高でした、今後もちょいちょい挿絵が欲しいほどにツボな子でした

 

実力差だけが勝敗の絶対的な要因ではない…

勝負事である以上、自力の差というものは、必ず生まれてしまう

才能と努力、その二つの掛け算で、実力が産まれるのかなと思ってます

でもね、その力は、勝利要因の一つに過ぎないんですよ

 

勝負に絶対はない!

桂香さんが天衣とぶつかったときに、はっきりと分かりましたね

どれだけ格上だろうと、どれだけ格下だろうと、負けるときは負ける

だからこそ、一戦を大切にするのだ…と

 

それはたしかに、相手の驕(おご)りから来るものかもしれない

だが、相手の驕りを引きだし、モノにしたのもまた自力だと思うのです

勝てないからと投げ出していたら、絶対に手が届かなかったもの

それを手繰り寄せたのは、まさに本人の実力だと思うのですね

 

勝負のために、全てをかなぐり捨てたからこそ…

自分の中にある全てを注ぎ込んだからこそ、つかむことのできた勝利

それは本当に、偉業と呼ぶにふさわしいと思います

 

そして、それだけ物事に全力で打ち込むことが出来るのが、うらやましいと思いました

本当に、全てを賭けて勝ちたいと願う真摯な願いをぶつける舞台

それを見つけてしまったからこそ、桂香さんをはじめとして、みんな、将棋に心底惚れたのだろうなと思いました

 

そして、敗北を糧にして、また天衣も成長するのでしょうね

涙を流し、悔しさに歯噛みし、さらなる高みを目指す

その成長した先も気になるものです

 

幼き頃の自分は、無邪気で残酷で…それでも、自分なんだ

冒頭の幼いころの桂香さんの台詞が刺さること、刺さること…

幼いころの自分は、未来の自分に対するメッセージの送り手です

なので、送られたものを忘れていなければ、受信する必要があります

 

そのときのことなんて予想できない、幼い自分の嘘偽りのない願い

それが、遅効性の毒のように…

はたまた、自分を刈り取りに来るブーメランのように…

ゆっくりと自分を傷つけ、切り裂きに来る

 

何かを知る前の、何も知らない頃の、純粋な自分

その願いは大きくて、まぶしくて、だからこそ、大人になった今は持て余してしまうこともある

そのときに向かい合えるかどうか、そんなところも今回の巻のメッセージだったのではないかと思います

 

きっと、多くの人が子供の頃に夢を思い描いたと思います

でも、その自分の願いに向き合えた人というのは、本当にすごいことだと思います

 

この巻でも、さまざまな苦悩(くのう)と葛藤(かっとう)が描かれていました

一つ読むごとに染み込んでくる、自分にも置き換えられる懊悩(おうのう)

 

これは、大人になったからこそ、余計に刺さる話なのではないかな…と思います

そして、向き合うことができた桂香さんに心からの拍手を…

あそこまでひたむきな姿を見せられると、目頭が熱くなりますよ

 

299ページの過去の自分に返事をする桂香さんの挿絵は、本当に鳥肌ものでした

過去の自分に返事をすることができた

だから、安心していいよ…と答えることができた

それが、どれだけすごいことなのか…実感しますね

 

そして、最後の挿絵である313ページ

これほどまでに好きなものを好きと言える、迷いない魅力的な笑顔

大きな苦難のあとに見られるのだから、ほんとうにたまらない

まさにエンディングに相応しい素敵な笑顔でした

シナリオ構成、イラスト共に神懸かりなこの作品、本当に大好きです

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コメント

  1. madi より:

    年齢制限にあせる気持ちというのは作者の経験から身に染みてでたものだと、中年弁護士には見当がつきます。5巻のあとがきや経歴で明らかなように作者は法科大学院が最終学歴のようですが法律家になっていません。むかしは受験制限はなかったのですが2006年以降は、司法試験は回数制限があるようになりました。院卒後5年の制限のなか、うかるかどうかわからない環境におかれていたわけです。桂香さんの年齢制限の気持ちがわかるわけです。このへんはほのめかす程度しかできないのは、作者の傷は残っているからでしょう。

  2. blackgamer より:

    madiさん
    コメントありがとうございます
    そして、返信遅れてしまいすみません。
    なるほど、桂香さんの年齢制限の裏には、作者自身の経験と想いもあったのですね
    自身を重ねあわせてみるからこそ、あの物語が書けたというのは、読み返してみると納得だと思います
    ほのめかす程度でとどめたのは、作者にとっても桂香さんが自分で生み出した娘であって自分ではないという線引きのおかげかもしれませんね
    そのあたりのさじ加減が、物語の面白さを引き出してくれたのかもしれません

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