りゅうおうのおしごと! 2巻 あらすじ・感想・ネタバレあり 発売日2016/01/14
読者のみなさま、ごきげんよー
同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです
表紙を飾る二人の小学生のおみ足がまぶしい…
スカートの中から、生足とタイツがこんにちは!ですよ…
うん、どっちも最高すぎますね
しらび先生のイラストは、これだから素晴らしい
どのキャラも可愛く、格好よく、最高すぎますよ、ほんと
そんな、最高が詰め込まれた表紙に登場しているように…
新たなヒロインが参加する第二巻の感想です!
りゅうおうのおしごと! 2巻 あらすじ
「私はあなたを師匠だなんて呼ばないから」
『竜王』九頭竜八一の前に現れた黒衣の少女は高飛車にそう言い放った。
夜叉神天衣。小学4年生。
弟子と同じ『あい』という名を持つJSの教育を将棋連盟会長より依頼された八一は密かに特訓を施す。
だがそれが弟子にバレた時――かつてない修羅場が訪れた!
「ししょう……? だれですか? その子……?」
はじめてのライバル、はじめての修羅場、そしてはじめての家出……
幼い師弟に訪れた危機を乗り越え、二人のあいを救うことができるか!?
悲しみの雨に閉ざされた少女達の心に、若き竜王の角が虹を描く!!
りゅうおうのおしごと! 2巻 感想・ネタバレあり
追加ヒロインも小学生とか最高かよ! 夜叉神天衣はツン多めでした
一人目のヒロインのあいは押しかけ弟子なJSでしたが…
まさかのダブルヒロインでもう一人JSが参戦ですよ!
表紙にも登場している夜叉神 天衣(やしゃじん あい)ちゃん、うん、可愛い
雛鶴あいと同じく、どっちのヒロインも名前が「あい」なのがすごいですね
かぶることではっきりと違いが見えることもあるんだなー、とつくづく思いました
そして、表紙にもなっているとおり、ヒロイン同士の住み分けが素晴らしい
直情で素直で甘え上手なあいとは、全てにおいて正反対
不器用で、攻撃的で、生意気で、折れない心を持っている
そうなるまでの経緯がだんだんと分かるからこそ、魅力的なんですよね
そして、違うからこそ、あいと天衣はどちらも八一との関係が映えるんですよね
ツンな天衣を攻め立てた八一という図も好きなんですが…
個人的には、一番最初の腕試しの後に『挨拶!』と叫ぶあたりがツボですね
どんな相手だとしても、礼節を重んじる
子供だから、できなくてしょうがないなんてことは言わない
どうするべきか教え、分からせようとする
その教える者としての態度で、ああ、八一は本当に師匠なんだなぁ…と実感しました
じゃじゃ馬であるがゆえに衝突は今後も多いと思います
でも、新しい師弟関係もうまく行ってほしいものですね
「拷問します」とつぶやくあいに勝ち誇る天衣も可愛いかった
ふふんって笑う声が幻視できる挿絵の表情もとても素敵でした
師匠から弟子へ、血のつながりはなくても受け継がれる歴史がある
あいに続き、天衣も弟子にしようとする八一に、清滝鋼介師匠から伝えられた真実
弟子にするのを恐れてしまうほどの才能の塊
清滝師匠にとっての八一がそうであったように…
八一にとっての二人のあいが、そうして才能を認める二人だった
歴史は繰り返す…という言葉の深さを感じますね
過去に起きたことと、そっくりなことがまた起きる
誰よりも師匠の近くで学んだ弟子が、尊敬する師匠に似てきたことも理由の一つじゃないのかな…?と思います
師匠と弟子であって、血のつながりはありません
それでも、将棋の『一門』として家族以上のつながりを持ちながら過ごす
だからこそ、今のように分かりあえているのじゃないかなと思いました
やっぱり、ところどころで清滝師匠が格好いいんですよね
そして、八一と姉弟子がそれにひかれているところがまた素晴らしい
「きもの着ようね。ぜったい着ようね」
子供心に、そうまでして「ああなりたい」と思わせる姿を見せてくれたこと
やっぱり、それって特別なことだと思うんですよね
なにより、それを言ってる想像の中の姉弟子が可愛いこと…
ギャップ萌えも含めて考えるとまさに最高ですね
今でも現代に残っている、師弟関係という絆の形
古臭いと言われることもあるかもしれませんが、俺はこの関係が大好きです
これからも、大切にしていってほしいものです
過去から今への時間の連なり、過去の八一との約束が素敵すぎた
どこもかしこも熱くて鳥肌ものなこの作品ですが…
一番は、『天衣を八一の弟子にしたい』という願いが叶ったことが分かる瞬間ですね
個人的に、遠い約束というのは大好物でして…
物理的なものも好きですが、時間的に遠いというのが一番最高なんですよね
長い年月を経ても、まったく色褪せない願い
その悲願が達成する瞬間というのは、なんとも心地よいものです
だから、読んだ瞬間にぞわりときました
ああ、全てが繋がっていたのをようやく知ることができたのだ…と思ったときに、それが嬉しかったのです
今は亡き者の願いは、どうか、叶ってほしいという強い想い
だからこそ、果たされたときに良かったと心から思えるのです
そして、大好きなお父様に教えこまれて待ち焦がれていた…と思うと
天衣の反応の一つ一つが違って見えるのがいいですね
知った上で読み返したくなるというのも、この作品の素敵なところだと思います
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