ラノベ見聞録

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【映画】翔んで埼玉 あらすじ・感想・ネタバレあり 最高の茶番劇でした

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【映画】翔んで埼玉 あらすじ・感想・ネタバレあり 最高の茶番劇でした 2019/02/22ロードショー

読者のみなさま、ごきげんよー

同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです

 

映画『翔んで埼玉』公式ガイドブック

アニメは見るけど実写はあんまり見ない!

そんな俺が珍しく映画を見てきました!

 

タイトルは「翔んで埼玉」

 

すごいな、県名がタイトルの映画って、もうそれだけで特別缶がすごい

と思ってたら、衣装のキラキラっぷりまで超すごい

 

何これ、この一枚見ても世界観も舞台設定も時代考証もまったくわからん

過去の話なの? 現代? それとも未来?

あ、分かったファンタジーでしょ?

そんな感じで自分の頭の上に???と、めっちゃ?飛ばしながら初見で見てきました

 

ちなみに、見終わった後に調べて『原作がマンガ』だというのを知ったぐらいの初見さんです

このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉 (Konomanga ga Sugoi!COMICS)

埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ 

この右上の台詞は、実際に映画の中でもありました

はい、まさにこういうタイプの作品です

これを笑い飛ばせる人なら、めっちゃ楽しめる映画だと思います

 

結構、話題作(問題作?)という側面もあるみたいですが、細かいことは置いといて!

翔んで埼玉のあらすじ、感想をネタバレ交えて語っていこうと思います

【映画】翔んで埼玉 公式サイトのあらすじ&この映画を見る前に!

www.tondesaitama.com

埼玉県の農道を、1台のワンボックスカーがある家族を乗せて、東京に向かって走っている。

カーラジオからは、さいたまんぞうの「なぜか埼玉」に続き、DJが語る埼玉にまつわる都市伝説が流れ始める――。

 

その昔、埼玉県民は東京都民からそれはそれはひどい迫害を受けていた。

通行手形がないと東京に出入りすらできず、手形を持っていない者は見つかると強制送還されるため、埼玉県民は自分たちを解放してくれる救世主の出現を切に願っていた。

 

東京にある、超名門校・白鵬堂学院では、都知事の息子の壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が、埼玉県人を底辺とするヒエラルキーの頂点に、生徒会長として君臨していた。


しかし、アメリカ帰りの転校生・麻実麗(GACKT)の出現により、百美の運命は大きく狂い始める。

 

麗は実は隠れ埼玉県人で、手形制度撤廃を目指して活動する埼玉解放戦線の主要メンバーだったのだ。

その正体がばれて追われる身となった麗に、百美は地位も未来も投げ捨ててついていく。

 

2人の逃避行に立ちはだかるのは、埼玉の永遠のライバル・千葉解放戦線の一員であり、壇ノ浦家に使える執事の阿久津翔(伊勢谷友介)だった。


東京を巡る埼玉vs千葉の大抗争が群馬や神奈川、栃木、茨城も巻き込んでいくなか、伝説の埼玉県人・埼玉デューク(京本政樹)に助けられながら、百美と麗は東京に立ち向かう。

 

果たして埼玉の、さらには関東の、いや日本の未来はどうなるのか――!? 

 

 

【映画】翔んで埼玉をこれから見ようか迷ってる人へ

茶番を受け入れる「元気」と「余裕」を持ち合わせているか試される作品

この記事を読みに来たということは、翔んで埼玉に興味津々だと思います

見ようかな、でも、どうしようかな…

そんな気持ちで背中を押されたくて(引き留めてほしくて?)来た人に向けて!

この作品を見るのがオススメな人とオススメできない人を紹介します

 

翔んで埼玉という作品を楽しむうえで、一番注意しなければならないポイント

それは、茶番に対する慣れ(耐性?)です

 

ちょいと昔のインターネット用語を使わせてもらうなら… 

ネタをネタと笑えないと(この映画を楽しむのは)難しい。

という感じですね

 

マンガの実写だからつまらないんでしょ?と決めつけたり

コメディで茶番なら笑わせてくれるんだよね?と威圧したり

 

そういう態度で自分が見ることで作品のハードルをあげてしまえば、この作品はまず楽しめません

 

そもそも、ネタにマジレスしたり、俺の故郷を馬鹿にしやがってとマジギレしたり

そういう人のギャグで白けるタイプのマジな成分が多めな人には向かないと思います

 

逆に、作品の中で多数扱われる『地理ネタ』や『郷土愛ネタ』に対して

「ふーん、わかってんじゃん」とか

「その発想はなかったわ」とか

「あるある、そういうところあるよねー」とか

そういう感じで受け入れられる人、笑える人は向いていると思います

 

悪ノリ、悪ふざけが好きな人には特におすすめ

俺は2019/2/23に劇場で見てきましたが、いろんなシーンで笑い声はあがってました

お客さんもつい吹き出すネタがちょいちょいあるので、笑えると思います

 

逆に、お笑い関連のテレビや動画を見たときに

真顔で「え?」とか「は?」とかなってしまう人

 

そういう人には、かなりしんどいと思います

みんな真剣に茶番劇をやってる…的な空気がかなり辛いはず

 

映画館のマナーですので、上映中はおしゃべり禁止になっています

が…これは、どっちかというと、誰かと笑いながら見るのが一番楽しめるタイプの映画だと思います

 

馬鹿だよなー

今の見た!? 何今の!?

的な感じでおしゃべりしながら見るのが、たぶん一番楽しい

 

個人的に、一番の試聴方法は、ニコニコ動画みたいなコメントができる場所で、みんなで草はやしながら見るのが一番楽しいと思います

この映画は、 コメント職人がすごい輝く舞台だと思うんですよね

 

そういう笑いどころやツッコミどころみたいな、おいしい部分がとにかく満載な映画でした

難しいこととかシリアスなこと考えずにただただ茶番劇が見たい人におすすめ

あと、関東圏に対する郷土愛や地方ネタが好きな人もオススメです

 

埼玉、千葉、群馬のローカルネタがたっぷり

なので、関東県内じゃないとネタが分からない可能性もありますが…

まあでも、雰囲気だけでも十分楽しめると思います

 

実写で男性同士のキスシーンは初めてみました、苦手な人は注意

一応、作中で男性同士のキスシーン(ちょっと濃厚より?)がありましたので報告

朝実麗(GACKT)と阿久津翔(伊勢谷友介)のお二人のものです

(夢落ちって扱いでしたが、映像は普通に流れてるので夢落ちもなにもない気もする…)

まあ、何はともあれ、男性同士のキスシーンとか苦手な人はご注意ください

 

それ以外にも壇ノ浦桃美(二階堂ふみさんが男役を演じている)とのキスシーンもありますが、まあ、あれは普通に男女のキスシーンに見えないからたぶん問題ない…はず

 

そのほかにBL要素的なものはありませんでしたので、このぐらいなら大丈夫! という人は大丈夫です

あーそういうのほんと無理! って人は、わざわざ自分の地雷を踏み抜く必要はないので賢く回避しましょう

 

【映画】翔んで埼玉 感想・ネタバレあり

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ださいたま、ちばらぎ、秘境グンマーとネタ要素満載、ノリは2ちゃんと大差ないです

はい、これ見てわかるとおり

悪乗り、悪ふざけ、馬鹿にして当たり前の精神です

むしろ、ネタをネタとしていじり倒してやるぜ…的な空気です

 

県によるヒエラルキー(身分制度)が満載

東京>神奈川(超えられない壁)>埼玉≒群馬≒茨城≒千葉

超えられない壁よりも下層な地域は基本的にディスられ続けます

 

だってね、都会じゃないんだもの、何もないんだもの…的な感じ

むしろ、都内でも明確な身分さをやって上下関係を刻みこんでました

 

もともと、差別的な要素や話はあんまり好きじゃないんですが…

これはもう最初からそういうルールの舞台設定だと分かっているからなのか、特に抵抗はありませんでした

  

群馬がもう完全に人類未踏の秘境みたいな扱いだったり

常磐線が異国の地に続く列車みたいな扱いだったり

千葉の拷問は体の穴という穴にピーナッツをつめこむという話だったり

 

んなわけねーだろ!

というツッコミ待ちのボケがこれでもかというほど展開されます

 

西葛西が作中では千葉じゃないの? とか、そういういじられ方もしますからね

どこもかしこも、全方位にケンカを売っていくスタイルは見事だと思います

(西葛西って、本当は、東京都江戸川区なんだね…調べて初めてしったよ)

(千葉県民だけど、千葉だと思ってたよ)

  

  • 埼玉なんて名前を口にしたら、口が埼玉になる
  • 埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ 
  • ださいたま、くさいたま、めんどくさいたま(他多数)
  • 所沢という名前を口に出すのもおぞましい

はい、このあたり、全部出てきました

 

なんていうんでしょうね

高度な嫌味(?)煽(あお)り(?)を楽しみに行くとでもいうんですかね

そういう口が悪い芸を楽しめる人は今回の映画、すごい楽しいと思います

 

っていうか、悪口って『頭いいなぁ』と思わせるほど語彙力と発想力を活用したものありますよね

 

どっちかというと、今回の作品はそういうものが多かったと思います

あ、そういう言い方できるんだ…

あ、そういう風にネタにしていじるのか、頭いいなぁ…

そんな風に関心しながら見て楽しんでました

 

もちろん、どこかで聞いたことあるような『基本的』なディスも多数ありますが…

それに加えて続く怒涛の口喧嘩と地元自慢は本当に愛にあふれていました

いやあ、みんな故郷大好きすぎだろ

 

埼玉の市町村ネタに詳しいとより楽しい。大宮、浦和、与野、草加、深谷もとりあげられてました

  • 草加せんべいは名産品
  • 深谷ネギは名産品
  • 埼玉ではシラコバトが愛されている
  • 大宮と浦和は仲が悪い
  • 風が語りかけます、美味い、美味すぎる十万石饅頭

このあたりの話がね、周知の事実みたいな扱いで出てくるんですよ

埼玉好きなら…いや、むしろ埼玉を知っているなら一般常識のレベル

うん、レベル高いよ

 

というか、そんな具合にもう細かいレベルで話をしてるからね

ついていけたときの嬉しさがすごいんですよ、俺としては

 

十万石饅頭のCMなら俺も知ってる! っていうだけでテンションあがる

www.youtube.com

 

ねー、そう思ってる時点で、すでにこの作品の術中ですね

だんだんと、知ってる地名や電車が出てくるだけでも嬉しくなるんですね

 

音楽を聴く上でも、知っている曲が選曲されると嬉しいからね

そして、そうして知っているものに混ざっていると、だんだんと他にも興味がわく

 

実際、この映画一本だけで埼玉について今までの知識の1.5~2倍になりましたよ

うん、埼玉情報教育テレビだわこれは

 

一番のテーマは郷土愛! どこまで自分の居場所を愛せるかを問われた気がした

この作品の名前やコンセプトからしてそうですが…

お国自慢ならぬ地元自慢が大半です

なんなら、たくさんのイジリも自虐風の自慢に見えます

 

なんていうか、この作品は全方位にケンカを売ってるように見えるんですが…

それも、見方を変えると印象が変わるんですよね

 

どっちかっていうと、土地や町に無関心でいないでくれ!

という叫びに見えるんですよ

 

おふざけ茶番劇の考察に超真面目をぶっこんでもしょうがないかもしれませんが…

この作品って、県よりももっと細かい『市』みたいなレベルで知ってほしい

地元レベルで愛してほしい

 

こういう場所があること、こういう名産があることをもっと知ってほしい

そして、そういうことを誇るような郷土愛をみんな、もう少しでいいから持ってほしい

 

そんな「願い」を込められた作品のように見えるんですね

ここ最近のご時世だと、帰属意識とか、郷土愛みたいなものって、古臭いと思われがちというか…

むしろ、そういうものがあるんだと知らない世代なんてものも出てきていると思います

 

そんな層に向けて、嫌われてもいいから地元を愛してほしい

むしろ、うちの地元はすごいんだぞ! と怒りながら自慢してほしい

そんな思いが、この作品の裏にはあふれているのかな…なんて思いました

 

それぐらいに、この作品は、郷土愛とそれを伝えたいという願いがこもってました

個人的に好きだったシーンは、千葉と埼玉の地元自慢

(俺、千葉県民だけど全然知らなかった…そして、これきっかけでちょっと調べてみたぐらい)

みんな、愛にあふれててほんとすごい

 

茶番劇コメディとしては良作でした

最後にまとめるのならば、この一言がしっくりくると思います

 

みんなで一生懸命に馬鹿をやる

そして、馬鹿を一生懸命にやるからこそ面白い

そういう作品でした

 

悪ふざけがすぎる

的な感じで怒る人もいるかもしれません

でも、バカだなあこいつら…で、笑って許してほしいものですね

 おバカな作品ほど、受け手の慣用さが大切だと思います

 目くじら立てずに、こんな映画があっても楽しいじゃない

 

シリアスや感動を求めてはいけません

それは、ラーメン屋で刺身を求めるようなものです

売ってないものを欲しがるのは間違いです

それが欲しいなら別の映画を見るべきです

 

馬鹿馬鹿しい笑いが欲しいならほんといい作品だと思います

 

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