異世界はスマートフォンとともに。 1巻 あらすじ・感想・ネタバレあり 発売日2015/5/22
読者のみなさま、ごきげんよー
同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです
異世界転生ですよ、チートスキル持ちですよ、ハーレムですよ!
と、必要なものを全て揃えた異世界転生物語です!!
そして、転生いいながらも死んだときと同じ服、同じ状態で異世界に行くので、どっちかというと異世界トリップや召喚のほうが近いイメージかもしれません
そして、イラストを担当されるのは、ゼロの使い魔で有名な兎塚エイジ先生
お姫さまと公爵令嬢の柔らかそうな金髪ロングがすごい可愛いですよね
異世界はスマートフォンとともに。 1巻 あらすじ
『小説家になろう』発大人気異世界ファンタジー!
神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第二の人生をスタートさせる。
彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、異世界でも使用可能にしてもらったスマートフォン。
様々な人たちと出会い、大切な仲間を得ていく中で、いつしか主人公はこの世界の秘密を知る。
古代文明の遺産を受け継ぎ、お気楽な世界の王たちと力を合わせながら、彼はのほほんと世界を巡っていく。
異世界はスマートフォンとともに。 1巻 感想・ネタバレあり
何でもかんでも完全完備! 安全・安心・親切設計でした
表紙やタイトルからも感じられる『ほのぼの』な空気
それを見事に作中で表現してくれました、もうね、徹頭徹尾『ほのぼの』です
そして、そうなるための手厚い看護もばっちりです
転生時に主人公に付与されたのは、身体能力系の全能力強化済
町のチンピラだろうがモンスターだろうが、戦闘では相手になりません
魔法の属性は地・水・火・風・聖・闇・無の七属性がある世界です
普通のキャラで才能あって3個程度を扱えるところ、主人公は全ての属性使用可能です
無は固有スキルで本人にしか出来ない技だけれど、主人公は情報が分かれば全ての魔法を使えます
そして、全魔法には回復魔法も含まれます、そこについても超一流です
つまりは、医者としても優秀なんですね、そして、怪我人病人の多くは要人です
傷ついた公爵家の爺やを癒すこともできれば、視力を失った公爵夫人の目も治せますし、毒殺されかけた王様だって治します
うん、完全無欠だね、これ以上何を望むのかって言うレベルでMAXです
もうね、レベル上げなんて必要なかったんや…
というわけで、主人公が世界に慣れるという描写はありますが、『強くなる』成長要素はあんまりないです
ざっくりいえば、レベル99から始める、ほのぼのなハーレム冒険(観光?)物語です
目的も義務もないので冒険というより観光、そして人助けのゆるーい旅が心地いい
基本的に、人助け&人助け&人助けで恩を売りまくりながら信頼を得ていく話です
うん、控え目にいって最高ですね
昔から偉い人に恩を売って感謝されて立身出世するのは王道だと思いますが、それをこうも楽しく詰め込んでくれるとはね
ただ、ご褒美とも言える、主人公を褒め称える部分はちょっとではありません
ごってりと褒める部分の詰め合わせになるので、そういう展開はちょっとでいいんだよ…とか、苦労して得るからいいんじゃないか…という人には合わないかもですね
俺はいいぞ、もっとやれな人です、そうやってニヤニヤしてるうちに一巻読み終わりました
褒められすぎてお腹いっぱいになっちゃう人はいるかもしれません
主人公は絵に描いたような善人ですので安心して読める
そして、なによりチートとかの部分以外の立ち居振る舞いで機転が利くところが個人的に好感が持てます
最初に二人のエルゼ・リンゼの姉妹を助けるところで、チンピラを問答無用で攻撃するのではなく、商品を買い取って壊して諦めようとさせたところ
路銀をなくしたけど施しを受けるわけにはいかないという八重に、かんざしを売って欲しいというところ
そういうちょこまかとした部分で、気遣いができるのがいいですね
どうすれば相手とうまく話が進められるのかを気にしている部分が好きです
そういう意味では、ラノベとして描かれている世界の中ではコミュ力がかなり高い主人公かもしれません
自分の知識や魔法を惜しげもなく相手に分け与えて信頼を勝ち取るので、これからどこまで上り詰めていくのか楽しみです
しっかりハーレム、一巻だけで四人です
パーティ構成は男一人で後は美少女!
はい、基本にして王道ですね、きっちりハーレムの完成です
美少女姉妹に美少女剣士に美少女お姫様、うん、男の夢ですね
ベタ惚れなユミナ姫を筆頭に、これからもイチャイチャ系で平和な展開を見せてくれそうです
他3人もチョロインにはなってくれそうですが、恋愛感情をどこまで高めてくれるかは今後に期待
主人公を一国一城の主にして、和やかな正妻戦争をやってくれるのかが楽しみです
なお、いちゃいちゃ系で平和なハーレムでしたが、一巻ではお色気部分は控え目でした
今後、サービス回はあるのかな…
そんなところも期待しながら読み進めていこうと思います