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相殺する幸福と不幸の末路

同人ゲームシナリオライターの宣伝&オタ日記!


【まんが】3月のライオン あらすじ・感想・ネタバレあり

マンガ マンガ-3月のライオン

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3月のライオン 羽海野チカ まんがのあらすじ・感想・ネタバレあり

はじめに

読者のみなさま、ごきげんよー

同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです

 

友達におすすめされて、「3月のライオン」マンガを買ってみたら見事にはまりました

友人は、はちみつとクローバーの頃からのファンとのことですが

ああ、はちクロも気になってるんだよなぁ…チェックしなくては

 

初見でタイトルだけじゃ何の作品か分からん! という人に補足しておくと、

下町ハートフルな感じの将棋マンガで、主人公は高校生の男の子でプロ棋士です

少女マンガよりで情景描写や日本の風情を大事にしている感じの作品です

というわけで、各巻の感想をネタバレありでまったり書いていこうと思います

ちなみに、将棋を知っている人のほうが楽しめることは間違いないですが

将棋を知らない俺が読んでも楽しめるものなので、そのあたりも安心の新設設計です

 

3月のライオン 1巻

kindleと本が同じ504円という珍しい値段設定な作品です!

まあ、どっちの利用者にも不公平ないからいいのかな?

 

 

3月のライオン 1巻 あらすじ

東京の下町に一人で暮らす、17歳の将棋のプロ棋士=桐山零。

彼は幼い頃、事故で家族を失い、深い孤独を抱えた少年だった。

そんな彼の前に現れたのは、あかり・ひなた・モモの三姉妹。

彼女たちと接するうちに零は…。

様々な人間が、何かを取り戻していく優しい物語です。

  

3月のライオン 1巻感想

ページあたりの情報量が多いおかげで、読めば読むほど味が出る

どこからどこに移動するのかなんていう場所の流れはもちろん

表情や心情の『流れ』を大切にした上で丁寧に描きあがっています

そんな、情感たっぷりに描かれた世界にどっぷりとのめりこむことができました

 

そして、なにより古きよき日本が細やかに描いてありました

最近では忘れられてしまったところもある、下町ならではの人との距離感ですよね

 

一つのちゃぶ台を囲んで、その上に所狭しとご飯を並べて家族で一緒に晩御飯を食べる

ちっちゃなちゃぶ台しかないからこそ、人同士の距離はとても近い

でも、だからこそ、あったかい

 

そんな、温度計に表示されない『部屋の温度』

読んでるこちらまで届いてくるような優しい世界が繰り広げられていました

 

主人公は甘えることが苦手な不器用な少年で

自分の居場所なんてないと信じてしまっているし

どうやったら自分の居場所を作れるのかさえ分からない

自分の味方なんて、どこにもいない

でも、そんな自分の居場所が欲しくてたまらない

 

そんな思いを胸の内に抱えた主人公が不思議と引き寄せられる場所

そんな下町の優しさにあふれた世界を楽しむことができて良かったです

 

核家族だ、別居だと人との距離感が遠ざかっていくばかりの現代ですが

こんな世界があることを忘れていませんか? と優しく問いかけるような世界は

見ていてとても幸せな気持ちになれますね

 

仏様を備える仏壇に「お盆」古き良き日本がびっくりするぐらいに詰め込まれていた

仏壇を見たときに、思わずおばあちゃんの家を思い出してしまいました

ああ、そうだった、毎日のように白米を炊いて、

まんまんちゃん(仏様の幼児語)にご飯をあげるんだった

 

お盆は休みになるだけじゃない

いなくなった人を思う大事な時間なんだというのを再認識しました

 

早く来てほしいから、きゅうりの馬

ゆっくりとお土産を持って帰って欲しいから、ナスの牛

俺は恥ずかしながら、ナスの牛しか知りませんでした

 

送り火を焚くとか、昔はやっていたのに最近は全然やらなくなって

でも、こういう日本の文化も大事にしていかなきゃならないなと

ちょっと柄にもなく色んなことを学ばせてもらいました

 

誰もが不器用で上手くいかず、だからこそ人間くさい

癖の強いキャラが多いですが、そのどれもがいい意味で人間くさいです

主人公の零が割と普通なほうで、二階堂をはじめとした将棋仲間もそうなら

ヒロインのポジションである三姉妹もきちんと書き分けがされています

 

読んでいて一番思ったのは、子供の描き方がうまいなーということ

年相応の子供を描いた上で作品にきちんと絡ませることができるというのは

なかなか難しいものなので、モモの描き方のうまさは個人的に驚きでした

 

ひなちゃんの少女らしい恋心と憧れあたりも年相応ですよね

まだ駆け引きなどを覚える前の純粋で真っ直ぐな恋心は

見ていてほっこりとした気分になりました

 

そして、あかりさんの『夜の女』バージョンはもうね、ほんとびっくりしました

ラノベやギャルゲー寄りをメインで読んでいる俺にとっては、なかなかの衝撃

でも、それがキャラとしてのマイナスにはならないんですよね

実際、ギャップ萌え的な意味でもあのシーンのあかりさんは大好きでした

 

生活感にあふれた一面を見ている上での着飾った別の顔

しかも、女らしさや強(したた)かさが見え隠れするおかげで

ああ、このキャラは本当に呼吸をして生きているように見えるな…という

そんないい意味での説得力が見えたような気がします

 

たっぷりとキャラ立ちを楽しんだところで、早速二巻を読み始めたいと思います