相殺する幸福と不幸の末路

ファンタジーノベルゲーム「DAGGER 戦場の最前点」のシナリオ担当なBLACKGAMERのブログ。月間20万PV突破! レビュー依頼、広告依頼はblackgamer00@gmail.comまでお願いします。


異世界食堂 1巻 あらすじ・感想・ネタバレあり【小説家になろう発のグルメラノベ】

スポンサーリンク

異世界食堂 1巻 あらすじ・感想・ネタバレあり【小説家になろう発のグルメラノベ】

読者のみなさま、ごきげんよー

同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです

 

ここ最近、個人的にはブームが来ていると思っている異世界グルメ!

その中でも、異世界食堂は俺の好きなポイントにマッチしていて非常に楽しめました

もうね、嬉しい&幸せな客のリアクション芸の塊とでもいうべきこの作品

この幸せそうな顔を想像するだけでも、お腹が空いてくるというものですよ

 

 

あらすじ

「小説家になろう」大人気のグルメファンタジー。

料理を食べるお客さんの美味しそうな描写に「思わずお腹が空く」「洋食屋に行きたくなる」人が続出中だ !!

 

オフィス街に程近い商店街の一角、

犬の看板が目印の雑居ビルの地下一階にその店はある。

 

猫の絵が描かれた扉の食堂「洋食のねこや」。

創業五十年、オフィス街のサラリーマンの胃袋を満たし続けてきた。

洋食屋といいながら、洋食以外のメニューも豊富なことが特徴といえば特徴なごく普通の食堂だ。

しかし、「ある世界」の人たちにとっては、特別でオンリーワンな一軒に変わる。

 

「ねこや」には一つの秘密がある。

 

毎週土曜日の店休日、「ねこや」は“特別な客"で溢れ返るのだ。

チリンチリンと鈴の音を響かせやってくる、生まれも、育ちも、種族すらもばらばらの

客たちが求めるのは、世にも珍しい不思議で美味しい料理。

いや、オフィス街の人なら見慣れた、食べ慣れた料理だ。

しかし、「土曜日の客たち」=「ある世界の人たち」にとっては見たことも聞いたこともない料理ばかり。

 

特別な絶品料理を出す、「ねこや」は、「ある世界」の人たちからこう呼ばれている。

 

―――――「異世界食堂」。

 

そして今週もまた、チリンチリンと鈴の音が響く。

 

スポンサーリンク
 

 

料理人は料理を提供するだけ、主張しすぎずに仕事をこなす職人でした

主人公である異世界食堂の店主は、料理上手な気のいいおじさんです

でも、この作品は、主人公が料理人として料理をするけれど、それ以上のことはしません

 

「どうぞ、ごゆっくり」

 

料理を運び終えるとその一言を告げて、キッチンへと戻って行きます

後は、お会計のときや客からの注文や質問があるまでは、次の料理を作ってます

いやあ、なんとも職人な感じで素晴らしいですね

 

で、肝心の料理が美味しいことを存分に叫ぶリアクションは、異世界住人である客の仕事です

作ってる過程やレシピは、ほとんど乗っていません

むしろ、お客さんが料理を待っているときのソワソワ、ワクワク、ドキドキを書いてくれているあたりがいいですね

 

この作品の個人的に一番好きなポイント

驚くほどに美味いものを食べたときの至福の客の表情に重点を置いている

もう、これですよ、ほんと最高です

 

料理漫画だと、調理の手順や作り手の熱意の込め方、他との差別化のための創意工夫に注力されているものが多いです

料理人が主人公だったりすると、新たな料理のひらめきとかが大事になりますからね、それも大事なことです

 

または、ライバルや敵などがいて、どっちが美味い料理を作れるか? という勝負も良くみます

でもね、俺はそれが一番みたいわけじゃない

俺が一番みたいのは、嬉しそうな顔をしている客の反応なんだ

 

ああ、美味かった、幸せだった、もう食えないよ

 

その至福の瞬間に共感するのが、個人的に一番好きです

だから、俺はリアクションに紙幅を割いてくれる作品が大好きなんです

なので、そんな風に思う俺にとって、これ以上ないほどにベストな作品でした

 

この本の本当の主人公は、異世界食堂の常連となっている客たちです

ただ美味しい物に感激し、衝撃をたくさんに受けて一心不乱にご飯を食べる人たちです

自分の世界との違いを、彼らにとっての異世界の味を味わい尽くすその姿が本当に最高でした

 

見事な短編はジグソーパズルに似ている

物語は全て短編構成! 

異世界食堂に来る客の視点で、各料理で一話の構成になっていますが、そこがサクサク読めるポイントになってますね

 

もうちょっと1話あたりの文章が長いと嬉しいなー

そう思うのは、きっと、もっと読みたいと思うほどにその作品のことが好きだから

うん、贅沢な悩みですね

 

料理につく熱烈なファンたちの熱い叫びがいい

そして、お店については開業から数十年の歴史があるのも素敵です

手探り状態のワクワクもいいですが、積み上げられてきた歴史のほうが物語の奥行きを感じさせますよね

 

ずっと通い続けていた常連、初めて来て常連へとなっていく客

そのあたりがほどよく織り交ぜられているおかげで、楽しく読めました

 

お互いに顔を見知っているだけの常連も、もちろんいる

客同士で仲良くなることもあれば、まったく縁がないこともある

そのあたりが、みんな仲良くになっていないところも含めて妙にリアリティがあるなと思いました

 

そして、さっきの話で出ていたキャラや、これからの物語で出てくるだろうキャラ

それぞれの位置関係や好き好きを見ていると、ジグソーパズルみたいに見えるんですよね

この散りばめられたピースが一つずつ、くっついたり並んだりして、壮大な絵が描かれる

そういうところが好きでした

 

ただ、キャラ数がちょっと多いので、好きなキャラの登場回数が減ってしまうのはあるかも…

まあ、その分他のキャラ視点でちょっとでも名前や描写が出ると嬉しいんですけどね

 

俺もここの常連になりたい、そう思わせてくれる素敵なキャラ関係でした

 

あわせて読みたい

異世界食堂 4巻 (最新刊) 発売日2017/6/30 あらすじ紹介

異世界食堂 2巻 あらすじ・感想・ネタバレあり

異世界食堂 1巻 あらすじ・感想・ネタバレあり

サイト内のライトノベル&マンガ感想まとめ