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相殺する幸福と不幸の末路

同人ゲームシナリオライターの宣伝&オタ日記!


文章を書くのが遅い? 俺が月に書ける文章量と市場価値の検討

同人活動 同人活動-シナリオライター

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はじめに

読者のみなさま、ごきげんよー

同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです

 

物書きの人間って一日どれぐらい書いてるんだろう?

そんな企画を約5年前に自分のブログでしていたので、

リメイク&アレンジしてご紹介します。

 

 

同人ゲームシナリオライターの一日当たりの文章量

日付曜日作業量(KB)
2010/12/1 1.3
2010/12/2 1.2
2010/12/3 1.8
2010/12/4 1.2
2010/12/5 1.5
2010/12/6 1.0
2010/12/7 1.7
2010/12/8 0.8
2010/12/9 1.1
2010/12/10 1.3
2010/12/11 1.8
2010/12/12 2.4
2010/12/13 2.0
2010/12/14 2.3
2010/12/15 1.1
2010/12/16 3.0
2010/12/17 3.1
2010/12/18 2.5
2010/12/19 2.1
2010/12/20 0.6
2010/12/21 5.4
2010/12/22 0.6
2010/12/23 0.9
2010/12/24 5.5
2010/12/25 2.8
2010/12/26 3.3
2010/12/27 3.8
2010/12/28 3.4
2010/12/29 4.7
2010/12/30 6.0
合計 - 70.2
平均 - 2.34

1KBあたり約500文字と思ってください

私の環境で調べたところ、1000文字あたり、2.14KBでした

 

シナリオを書いてた条件

9:00~18:00、月曜日~金曜日まで勤務のサラリーマン

(残業はそれなりにありましたが、考慮にいれません)

12月24日はシナリオのために有給、それ以外はカレンダーどおり。

 

※上の数値、俺としてはかなり無理をしました 

仕事が終わった後に帰宅せずにファミレスで作業したり

休日にマクドナルド(午前)→休憩→マクドナルド(午後)みたいな感じで

もうネタが出ないよ……となるまで、キーボードに思いのたけを打ち込みました

 

宣伝、告知活動は少しくらいやりましたが

絵師様との打ち合わせなどは、特にやっていません。

 

分析と妄想!

大事な大事な前提、日に産まれる文章量がもたらすもの
1日1年間あたり
1.00KB 365.00KB
1.25KB 456.25KB
1.50KB 547.50KB
1.75KB 638.75KB
2.00KB 730.00KB

 

ちなみに、DAGGER 戦場の最前点は、だいたい550KBぐらいです。

(スクリプトを入れると、700KB近くなります)

 

1年で一本の長編を作りたいなら、毎日1.75KB以上を書かないといけない。

夏コミで一本、冬コミで一本を出したいのなら、

1日当たり5KB以上の量が必要ですね

 

恐い恐い注意点① 遅延地獄

予定を立ててスケジューリングすると、進捗が管理できます

逆に言えば、書けない日があれば、翌日以降に遅延という形で繰り越されます

一日も欠かさずに書き続ける難しさは、

ブログを書いている人ならお分かり頂けるかと思います

 

恐い恐い注意点② 作業したからといって増えるわけじゃない

一つの物語を書き続けると、展開に迷ったり、加筆修正も増えるので

3時間向かい合って、文章としては良くなった気がするけど、

作業は-2KBなんていう悪夢もよくあることです

 

使った時間がプラスになるとは限りません

クオリティとしてはプラスでもボリュームとしてはマイナスなんて

珍しくもないという悲しい事実です

 

恐い恐い注意点③ スクリプトの時間は入れてません

背景はどこか、キャラは誰でどんな表情か、音楽は何を流すか、

効果音はどのタイミングでいれるか、などなど…

 

これを入れる時間を考えたら、もっともっと早く書けないと

一年で一本のゲームを販売するということは不可能になります

 

創作系の敷居の高さを勝手に想像する

『ゲーム』『シナリオライター』『なり方』で検索をして早幾年

自分でシナリオを書いて完成させてみて実感しますが、

本当に、この業界は大変だなと思います

 

自分の作り出したものを売るしかない上に、

自分の作り出したものにいくらの値段がつくかもわからない

(発注元がいない状態で売り込むなら、誰も必要とせずに値段がつかないこともある)

これは、とても恐いことだと思います

 

今回の私の作業量を例にして想像してみると

70KBの文章を書いて1KB(約500文字)が100円だと言われたら、

月のお給料が7,000円です

 

サラリーマンを辞めて本業にして、この3倍の量が書けたとしても

月のお給料が21,000円ですってよ、奥さん

 

これでは、生活ができません、家賃どころか食費すら危ういです

 

プロになって認められれば、単価は上がるでしょう

でも、素人が書いた500文字でいくらをもらえるのかと思ったときに

500円とか1000円をくれというのは、ちょっと難しそうな気がします

(あくまでも私の感覚で、実際の世間の相場は分りません、すみません)

 

それに、絶対、スランプや息切れで書けない日が来ます

休日シナリオライターでも、かなりの頻度であるのですから

全身全霊を振り絞ってる人たちが、もう何にも残ってない状態になるのなんて

遅かれ早かれ来てしまうと思います

 

書けない月は収入ゼロ、俺には想像しただけで耐えられませんでした

 

単価が低いのも大きな問題

実際、文章やイラストを作り上げる労力に比べて

単価が低いというのは大きな問題ですよね

 

文章だって、いきなり書き始められるわけじゃありません

キャラを作り出して、人間関係を把握して、舞台を読み込んで

物語の展開を想像して、そこでようやく書きはじめられます

 

そうしていくと、ただフリーテーマでいきなり書ける500文字と

物語の中の1シーンの500文字を描く労力は、格段に違うと思います

 

誰かから発注を受けるのであれば、

クライアントの意向を聞きだして要望通りの物を作って

リテイクのことも考えなければなりません

 

このあたりも、報酬にはもう少し加味されるべきだと思います

 

文章を書きあげたり、イラストを描きあげたり、音楽を奏でるために必要な力

それに見合う報酬は、昔から議論され続けていることですが

これからも、労働環境の改善に向けて問題視されてほしいですね

 

そして、経費削減も大事なことかもしれませんが

削減した経費が誰かのお給料(or売上)になるものだったという認識を

忘れてはいけないと思います

 

最後に

捕らぬタヌキの皮算用という言葉が好きですが、

どんなにご都合主義で効率よくタヌキ狩りクエストをしたとしても、

創作側で食べていけるのは無理なんじゃないか…という想像でした

 

シナリオにせよ、イラストにせよ、必要な賃金を稼ぐ場合に

物の単価を俺の創作ペースじゃ作りだせないというのは客観的に明らか

でも作り続けていたい俺の結論はこうなりました

 

副業としてサラリーマンな、本業が同人ゲームの人

 

無難なのか修羅の道なのか分からない結論に、今の私は落ち着いてます

これからどうしようかな、と道を迷ってる方に、

こんな選択肢を選んだ奴もいますよということを紹介できたなら幸いです

 

プロの人、中の人から見たら、業界の実態は違うのかもしれません

そのときには、プロの人から、中の事情をご指摘いただければ幸いです

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!